紙の本
脳を考える人への贈り物
2018/05/19 16:18
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投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は日本で屈指の神経科学者である池谷氏が、高校生を相手に神経科学の話をするというスタイルで書いた書籍である。内容は、その辺にある神経科学の入門書のように脳の解剖がどうちゃらこうちゃらという話ではなく、身近な問いから脳の話に移行し、若干哲学的な内容を帯びている。一見難しそうに思えるが、「高校生にもわかるように」というコンセプトなのですらすらと読めてしまう。クイズのようなものもあり、読者を楽しませてもくれる。池谷氏の一連の書籍の中ではトップを争うほど興味深い書籍である。
紙の本
私には少し・・・
2017/12/24 23:16
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投稿者:Hide - この投稿者のレビュー一覧を見る
馴染みのない分野でしたが、学生との対話形式のところもあり、興味深く読めています。
脳ってホント不思議で偉大なパーツです。
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2006年の最後に読了の本にして、2006年のMVP。いい意味で、オレも結局ロボットだよなぁ、と気が楽になった本。
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面白く、興味深い本。中高生に対する講義を元にしたものとのこと、これからこの分野に進む可能性があるヒトに対して語るため、専門的な話を分かりやすく話す内容に惹き込まれる。もう、この分野を研究することは無いだろう人間にとっても。また、門外漢に何かを伝えようとすることは自らの知識や常識を再整理するのに重要で、また自分の力が試される場だと認識。
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中高生へのレクチャーの体裁をとっているが、最新の大脳生理学の知識の奥深さと限界を余すところ無く伝える。脳とコンピュータとの相違、身体が脳を作る(閉じこめられた脳の力)、人とアンドロイドの境界線、アルツハイマーとの戦い、行列をつかった記憶のシミュレーション・・・などなど、落ち着いた体裁にもかかわらず、エキサイティングな展開の一冊。適当に手にとって読んだ本で久々の大当たりの内容であり、お勧めであります。2007/02/12
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人間の脳について、平易な文章でかかれているので、ためになります。
途中、実験の表記のところで
グロテスクな想像をしてしまい何度か本を閉じましたが...。
身近な脳について知るにはもってこいの本です。
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人間の記憶があいまいな理由・アルツハイマー病の原因などが詳しくかつ分かりやすく書いてあります。
なるほど!の連続です。
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すっごくおもしろかった。脳のことがとてもわかりやすく書いてあって、ちょっとした脳の実験(盲点をみる、など)もできて、かなりワクワクしました。おすすめです。
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『記憶力を強くする』で鮮烈デビューした著者が大脳生理学の最先端の知識を駆使して、記憶のメカニズムから、意識の問題まで中高生を相手に縦横無尽に語り尽くす。
「私自身が高校生の頃にこんな講義を受けていたら、きっと人生が変わっていたのではないか?」と、著者自らが語る珠玉の名講義。
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最初に講義の内容をそのまま書籍科しているので、文体などに違和感を感じるかもしれないが、これを乗り越えれば比較的気楽に読むことができる。
内容は中〜高校生向けのなので、簡易な言葉で脳の不思議を解説している。基本的にまだ解明されていない脳の事をカジュアルに知ることはおもしろい。
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新しさはないけれど、すごい読みやすくまとまっていて、今更ながら「そうか!」と思わされた部分がたくさんあった。
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2007/05 説明のもっていきかたが面白い。みてとれる以外を「わかっている」とは言い切れないのだとあらためて思う。さりとて、見えているものを断じることもできない。
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難しい内容にも関わらず中高生でもわかるように、
平易に、そして興味がもてる内容を取り扱っている。
中高生でもわかる内容にしているが、
以前脳や細胞を勉強していた人でも、
理解を、興味を深めれれる内容と感じた。
以下略抜粋
「脳の100ステップ問題(P.272)
脳の処理が完了するまでに1/10秒。
シナプスの情報伝達に1/1000秒。」
「科学は解釈学だ。(P.369)
常夜灯と近視の相関関係を例にあげている。
5W以上の常夜灯をつけて寝た子供の89%が近視に。
常夜灯は近視になると結論付けた学者に対し、
その後反論論文がでる。
近視は遺伝ではないか。
常夜灯をつける親は、だいたいが近視のため。
以下抜粋。
科学という学問は揺るぎのない確固たる営みに思えるけど、
現実にはデータの解釈によって結論が左右される。
そう、科学は解釈学だ。」
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本書の中で面白いと思った点3つ。
1)脳なんてそんなに簡単にわかってたまるか。そもそも自分らの脳を通じて理解するわけだし…という矛盾に気づきながらも、脳を解明したいと夢見るロマンチストが脳科学者なのだそうだ(少しわかる気がする)。
2)なんでもかんでも科学至上主義というのは、ある意味信仰と同じ。「科学だから信じる」という判断基準は、かなり相対的で危うい基盤の上に成立している…と、自らのメシの種を冷静に分析しているところも面白い(門外漢の私も同じことを考えてた)。
3)いつも脳がカラダを支配しているわけではなく、カラダが脳を支配していることもあるのだ…だから、練習しているとそれ専用の回路が脳にできて、無意識にカラダを動かせたりするのね。
今の世の中、脳はカラダを馬鹿にしすぎてないか。たまには脳を支配下に置くことも必要なんじゃないか。まずは動け、ってことか。ブルース・リーの教えのように。
この本、読んだらすぐに古本屋へ…と思ってたが、あとがきで「脳科学の資料としても使っていただける」とあったので、手許に置くことにした。資料として使うことはないかもしれないけれど、何年か後に読み返したら、また新たな印象を持つだろうか。
2007.05.21-08.01.20
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専門的な本ですが、なかなか面白い。
(あくまで入門書であるものの)『専門的で素人が読んで面白い本』って感じ。