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東京新聞2023121掲載 評者:栗原裕一郎(文芸評論家)
読売新聞2023129掲載
東京新聞2023218掲載 評者:喜多あおい(テレビ番組リサーチャー,ズノー執行役員)
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レファレンスデータベースに検索で立ち至ったことはあったが、それ以外でも(なかなか自身で活用する機会も勇気もないのだが)司書のレファレンス業務の裏側でなにが行われているかにおいて
我々に近しいググる能力のようなものを研ぎ澄ませていった職人芸のような技能が発揮されているのだと知り、得難い人文知の結晶を見た気分。
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さらっと読みしたので頭に入ってるわけじゃないけど、面白かった。ここまで高度な情報を自分が必要にするときが来るのかなとは思うけど、手元においておきたい本。一個ずつ試してみたくなります。
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<目次>
はじめに
第1章 「ググる」ことで、我々がやっていること~世界総索引でアタリをつける
第2章 答えを出す手間ヒマを事前に予測する~日本語ドキュバースの三区分
第3章 現に今、使えるネット情報源の置き場~NDL人文リンク集
第4章 ネット上で確からしい人物情報を拾うワザ~人物調査は三類型で
第5章 見たことも、聞いたことをない本を見つけるワザ
第6章 明治期からの新聞記事を「合理的」にざっと調べる方法
第7章 その調べ物に最適の雑誌記事索引を選ぶには
第8章 索引などの見出し語排列で落とし穴を避ける
第9章 Googleブックスの本当の使い方
第10章 NDL次世代デジタルライブラリーは「使える」~その注意点とともに
第11章 「として法」-目的外利用こそ玄人への道
第12章 答えから引く法
第13章 パスファインダー(調べ方案内)の見つけ方第14章 レファ協DBの読み方~レファレンス記録を自分に役立つよう読み替える
同じ魔法が使えるようになるために~あとがきに代えて
<内容>
元国立国会図書館の「レファ(調べ物)サービス」担当だった著者が、その経験から図書館やネットを駆使して、普通に「ググる」だけでは調べの付かないことを、どのように調べるか、を文字化したもの。元は「皓星社」のメルマガ連載をまとめたもの。こうしたノウハウは、「レファ」担当者の経験なので、文章化しにくいものだったのが、著者は文章化することで一般化させた。文章にクセがあり、伝わりにくい部分もあるが、その努力に敬意を評して!
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基本のキにいることがわかった。
アメリカの司書の地位が高いことも、日本が遅れていることも。
自分にできることをやる。
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国会図書館で働いた経験をもとに調べる技術を紹介。見た事がないサイトが多く色々と参考になった。ただ、調べ物を普段あまりしない私にとってはまだ早いかな、という内容。今後また読みたくなる日が来るかもしれない。しかしその日にはまた調べる技術は大きく変わっていそうだ。
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【琉大OPACリンク】
https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC18847472
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レファレンスについてわかりやすく説明している。一方、汎用的な仕事術ではないので、文献を効率的に調べたい人におすすめ。
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調べもののプロがどういう仕事の仕方をしているのか、ということについての現場からの話であり、なかなか興味深かった。
が、ここまでして何かを調べるなんて機会は、そこまで多くはないだろうなと思うし、今後ついにやってこないかもしれないとも思った。
あと、この本はメルマガの連載が元になっているらしいのだが、そのためか、少し全体としてのまとまりが悪く、トリビアの列挙みたいな印象を受けた。しかも、文章のクセが強く、しかもそのクセが一貫性を持ってないので、読んでいてげんなりしてしまうことがけっこうあった。
そうした点が気になったせいで、前評判の良さによって高まっていた期待を下回る印象になってしまった。
正直なところ、ここで紹介されている技法の多くは実際に使うことはあまりなさそうだし、わざわざ買って読む必要はなく、必要になったときに図書館で読むくらいでいいと思う。
(紹介されている技法のうち、まだ使う機会がやってきそうな、データベースの検索方法とか「答えから引く法」は、この本に関心を持つくらいの人ならみんなやってそうだし……)(まあでも、そういった無意識のうちにやっているような「暗黙知」を言語化するということが、著者がここでやりたかったことって言ってたし、その点ではこの本は意味あるものなのかもしれない)(それでもやっぱり買って読むものではなかったかな……)(そういえば、そこまで「わかりやすく」もなかったな……)
気になっている人は、まずは図書館で借りて読むことをおすすめします。
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国立国会図書館でレファレンス業務をし、大学でレファレンスサービス論を講じ、近代出版社研究創刊者による、主に本やネットによる情報の探し方の、メルマガのまとめ
「こんな人に向く」と冒頭に書かれているとおり、
必要な人に有益な方法が書かれていると思う。
レファレンスというものが知れて、また、図書館でレファレンスとして働く人の頭の中の動きが少し見れて興味深いかった。
また、あとがきに代えて書かれた魔法の話が面白かった。
実際に講義を受けたい。
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副題は「国会図書館秘伝のレファレンス・チップス」。
著者は国立国会図書館でレファレンス業務を担当し、現在は大学で図書館情報学を担当しているとのこと。
もともと、メルマガでの連載だったそうだ。
びっくりしたのは、初版第1刷からわずか一か月で、6刷も出ていることだ。
買っているのは…図書館?
全国の司書さんがこぞって買っているのか?
まあ、自分のような、時々調べ物をするという素人も手にしているので、わからないでもないけれど。
ただ、ある程度国立国会に通ったり、DBを引いたりなどの調査の経験がないと、読むのは厳しいかもしれない。
昭和のレファレンス職人の時代と、データベース時代のはざまの世代である著者には、ベテラン司書がとってきたティップスを言語化しなくては、という思いがあるという。
背景には日本でのレファレンス業務への軽視や誤解(司書が調べてくれるなど)があり、仕事のノウハウも暗黙知になりやすかったことがあるようだ。
一つ一つの問い合わせ事例を、どのように抽象化し、他に生かせるものにするか。
それは、司書ではない私たちも関心がある内容だ。
見出語配列の違いの話も、自分も翻弄された経験があるので、(今読めば)面白かった。
人名の場合、電話帳のような画数を加味する配列、字順(姓名一続きに配列)、語順配列(姓だけでまず配列し、同じ姓の中では名の五十音順で配列する)などがあり、やっかいなことに、データベースでは配列キーが非表示になっているので引く側にはわからない。
パスファインダーの利用の仕方も参考になった。
これまでネット検索をしていて、レファ協のデータベース内の記事にたどり着くことがあった。
担当者がどのような資料を見ているか、資料のグルーピングのしかたを参考にするとよいのだそうだ。
まあ、私たち素人には意図が十全に読み取れるかという部分が微妙だが…。
それにしても、だが。
本書を読んでいると、時に「レファレンス」でも「リファレンス」でもどうでもええやん、と思ってしまうこともある。
そういう向きには、図書館司書は向かないのだろうな(笑)。
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p35 NDL人文リンク集
https://rnavi.ndl.go.jp/jp/guides/humanitieslinks/index.html
p49 NDL典拠 人名を調べる
https://id.ndl.go.jp/auth/ndla
p94 旧文部省の流れ CiNii Research
旧科学技術庁の流れ J-Stage
旧図書館職員尿勢所(筑波大学)のベンチャー magazine plus
次世代デジタルライブラリー
https://lab.ndl.go.jp/dl/
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レファレンス技術をベースにした汎用性のある調べ方のノウハウ、みたいな内容を想像していたが、ちょっと違った。あくまで図書館員のための本という印象で、そうでない人が読んでもよく分からない。そういう意味では、タイトルや本の内容紹介の書き方はちょっとずるいかなー、と。
個人的なメモをそのまま本にしたような感じで、書籍向けに編集・推敲されていないような印象。書き方の癖が強めで、読みにくさがあった。
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元国立国会図書館員が秘伝のレファレンスのコツを教えてくれる。一般の皆さんはもちろん、司書も勉強になるコツがいっぱい。
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こういった資料は興味があるのに面白くなく、机上の空論というか、実践しないとできるようにはならない内容が多いが、こちらは使えるし飽きない(個人が個人に語りかけてくれている感覚がある)。