――本編では描かれなかった5つの物語――(帯より原文ママ)
2024/04/19 22:32
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真白雪 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.ハイターとフェルンのお話2.シュタルクと渓谷の村でのお話と少しばかりアイゼンのお話3.ラヴィーネとカンネの始まりのお話4.七崩賢のアウラが七崩賢していた頃のお話5.フリーレンの夢オチと本編18ページあたりに繋がるお話
の五篇の物語が収録されています。
大変解像度の高いお話で、本編で読んだもしくはアニメで見たという存在しない記憶が発生してしまいました。
そのため今現在本編を確認しているところですが全く存在しておりません。
ですので、皆様におかれましてもぜひこの本を読んでいただいて、存在しない記憶を発生させてしまって頂いて
私と同じように困惑していただければと思います。
帯が結構なネタバレの気もしますので、電子書籍版もよいのではないかと思うところです。
完全な前日譚としての4話とかなり毛色の異なる最終話ですが、よもやするとこれこそがオレオールなのではないかとも思ってしまいました。
夢だから何でもありというには……公式二次創作のようなものだから原作者と考えが違うと片付けるには……
ぜひともこのお話を読んでいただきたいとそう思わざるを得ませんでした。
沢山の考察が溢れることを期待しております。
思っていたよりも良いノベライズだったかも
2024/08/30 04:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画葬送のフリーレン本編より前の時間軸で五組のキャラクターを主軸に描いた五つのノベライズ短編集。
フェルンとハイター、シュタルク、ラヴィーネとカンネ、アウラ、それからフリーレン。
アウラの話、人間を殺さずに交流してみるという話でアウラが意外にも退屈せずに何度も同じ人間と交流していながら、かといって人間にも彼個人にも興味を持たず、死んでも特に思うことがない辺りとても解釈一致がすごい。
そしてフリーレンの話はフランメ師匠との思い出もヒンメル一行での思い出もあり。
エルフの時間感覚といい、考えさせられる内容だった。
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やっと読めた!
短編だからサクサク読めた
みんなの過去がしれてよかった
ワクワクしながら読んでいた
爽やかな読後感があった
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押し付けがましくもなく、急がされるわけでもなく、何となく良いことを教えてもらったような気持ちになる読後感がマンガのフリーレンが大好きな理由です。
この小説版もその"らしさ"を持っていると思いました。
もし次が出るなら、アイゼンとデンケンの若かりしの話が読みたい。
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前日譚なんて魅力的すぎる!
マンガの持つ雰囲気をそのままに、文章で読むことができて楽しい。
小説のみの作品では、文章からイメージする風景は人それぞれだけれど、
本作はあの森かな?あのお家かな?と具体的に読んだ人が同じ風景を想像できる。
それも各物語に深みを持たせていると思った。
普段あまり小説を読まない人でも楽しく、ちょっとずつ読めるのでぜひ。
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最新巻のコミックスだけ買う予定でしたが…。気になってこっちも買っちゃった。
葬送のフリーレン、初の公式前日譚小説。
原作の先生がちゃんと監修しています。安心。
アニメもそうでしたが原作では描かれていない部分が丁寧に補完されています。全体で221ページ。スラスラ読めました。
小説でもフリーレンの世界観が上手に表現されています。特に第5話の葬送。
ちょっとだけマハトが登場したのは予想していなかったので、いいサプライズでした。
原作が好きな方はオススメです。
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漫画「葬送のフリーレン」の印象的なキャラクターたちによる前日譚。
フェルン、シュタルク、カンネとラヴィーネ、アウラ、そしてフリーレンが主役になっている短編集である。
物語は場所も時代もバラバラなのに、必ず出てくるキャラクターがいる。『勇者ヒンメル』だ。特に印象的なのがアウラ編における、ヒンメルパーティとの戦闘シーン。
不死なる軍勢との戦闘で疲労困憊のヒンメルにアゼリューゼ(服従させる魔法)でとどめを刺そうとしたアウラに対し、致命傷を負わせる斬撃を放ったヒンメル。フリーレンの援護射撃があったとは言え、アウラが魔力を失ったうえ、完治に半世紀を費やすほどの攻撃を放ってしまうヒンメルは、「葬送のフリーレン」における最強格のキャラクターだと言える。
主人公フリーレンの話では、フェルン、シュタルク、そしてザイン以外の人物の加入がほのめかされていた。おそらく、旅の目的を終えたパーティの解散後も、フリーレンは生き続けることになるため、新たな旅の出発が控えているということだろう。
フリーレンの運命を変えた、大魔法使いフランメと勇者ヒンメルが、まだまだずっと謎のままなのも、「葬送のフリーレン」の魅力と言える。
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なんてない話ばかりだが、ふんわり柔らかくていい。
病院の待ち時間にもっていったんだが、
読み終わっても待ち時間が続きまくり
こういう軽さの本は2、3冊持っとかんとあかんと思った。
が、たくさん持っていくとすぐ終わるのが病院。
ともかく、
フェルンの世話焼きのルーツだったり、
シュタルクのややこしさだったりを味わえて楽しかった。
フリーレン、フェルン、シュタルク、ラヴィーネ&カンネ、アウラの5章
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#読書記録
#小説葬送のフリーレン~前奏~
フリーレンとフェルン、シュタルクたちが出会う少し前の物語。「後日譚」の「前日譚」というところがいいね。
本編のあのシーンにさりげなくつながる、何気ない日常を描いた掌編が5編。本編の空気感がよく出ているよ。
続編を強く希望。
#読書好きな人と繋がりたい
#読了
#葬送のフリーレン
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カンネとラヴィーネの話が良かったです。勿論、他の話も面白かったのですが。フェルンの話はヒヤヒヤさせられたし、シュタルクは頑張ってたし、アウラに関してはヒンメルからの一撃を治すのにかなり時間が要したのだなと驚いたり、最後のフリーレンの話は寂しさと希望が見えて、この本を読めたことに感謝だなと思いました。
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「小説」という形をとっていること、「未発表」であり「前日譚」であること…を踏まえてどんな世界観だろう?と興味深く読みました。
フリーレンの世界観の1つに「静謐」と「諦観」というものがあると思います。魔法や時間軸の自由さという点で、ファンタジーではあるのだけれど、そこには浮世離れした途方の無さを打ち消すくらいの強さで、実人生を生きている人間の感覚…つまり、命の儚さや、みんないつかは終わる、変わらないものなんて無いという無常感、孤独感、一種の諦観…そして、何より「愛」…そんなものがあるように思うのです。それが、物語りの核となり、沢山の人達を惹きつける要因にもなっているかと。
そんな世界観を、小説という形の中でも活かせているな、と思います。
個人的には、最後の「葬送」という章が良かったかな。(短編集になっています)
各エピソードの前章的な位置付けですね。
読む前の後とでは、キャラクターの理解がより深まります。
「葬送のフリーレン」という作品が、アフターファンタジー、後日譚という形になっていることを考えると、前日譚と位置付けるこの作品は、対として楽しめるのではないかな、と思いました。
ちなみに、長寿の動物種は心拍数が少ないという傾向がありますが…起きるのが苦手というフリーレンの心拍数と血圧を調べて、なんなら血液検査もしてみたい…と思いました。。。人とは何がちがうんだろうか。。。謎ですね。
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葬送のフリーレンの世界観、特に魔族の描かれ方が好きです。
キャラクター愛が増すエピソードばかりで、孤児院育ちのヒンメルとハイターの幼少期や若き日のデンケンの奥さんとのエピソードなど色々読んでみたくなりました。2冊目が出るといいな、なんて期待しています。