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【期間限定 試し読み増量版 閲覧期限2024年5月16日】青の王と花ひらくオメガ【SS付】【イラスト付】 みんなのレビュー
- 葵居ゆゆ, 笹原亜美
- 税込価格:0円(0pt)
- 出版社:ジュリアンパブリッシング
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紙の本
砂の文様のようなおとぎ話
2022/10/30 06:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
砂漠の国の物語&オメガバースもの
そこに出生の秘密と王位継承が絡んで物語りを作り上げている。
「罪の子」として第二性をもたない
セレンは神殿で下働きをしている。
そこへ皇太子であるレイがやってきて出会い王宮につれて行かれる。
最初はうつけものの放蕩王子の所業としてだし、
セレンは自分の生まれを罪悪と思っているので
色々な非道にも唯諾々と従っている。
そんな複雑なセレンの心持ちがとても繊細に描かれている。
卑屈にも見えるが、
それが彼の生まれた時からの通常なのだから仕方ない。
そんな中でレイに惹かれていく心もちが複雑に繊細に描かれている。
そして、レイがある瞬間から…「あ、恋に落ちている」というのも鮮やかだ。
彼の孤独や立場も複雑なのだが、
恋に落ちたところからのセレンに対する態度が不器用で微笑ましくすらある。
ラストまでの流れはお約束とおりでもあるのですが、
綺麗な文様のように描かれていてするりと染みこんできます。
そう、まるでおとぎ話のようにです。
電子書籍
痛くないオメガバ
2021/01/04 17:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
砂漠を舞台にしたオメガバになります。
イメージとしては、中東あたりになるのでしょうか。
セレンがとにかく不憫でした。
罪の子として育てられたため、周りに仲の良い人が少なく、殺されないだけマシだと自分に言い聞かせて下働きしているんです。
だから自分を犠牲にしてでも誰かの役に立ちたいとがんばるところが健気でした。
そして、レンと出会うことでセレンの考えが大きく変わっていくんですよね。
上を見ることを覚え、天井を初めてじっくり見たというのがせつない。
レンは自堕落なアルファとして周囲に認識されていますが、実は過去に悲しい出来事があったために、あえて誰も寄せ付けず自堕落な人間として振る舞っているんですよね。
レンもセレンと出会うことで孤独ではなくなり、王になる決意をするという変化が素敵でした。
最後はセレンの出生についても明らかになり、全てがきれいにまとまるハッピーエンドでした。
オメガバとしては、そんなに痛い作品ではないので、どなたでも読みやすい作品だと思います。
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