透明和菓子の作り方 みんなのレビュー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：銀の皿　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

年々夏の暑さが酷くなるように思えます。今年の夏はコロナさんもいてさらに窮屈な夏でした。なんとか爽やかに過ごすために眺めていた一冊。今年の夏はこれを見て乗り切りました。

涼やかな和菓子が作り方のポイント付きで紹介されています。寒天を溶かしたり餡を練るのは暑い作業でしょう。でも出来上がりには熱を感じさせません。

見た目も涼しいけれど、それぞれの名前の付け方にも想像力をかきたてられます。
表紙カバーのものは「宵まつり」。「夕焼け」という竿物は大胆に二色の色だけでの表現。和菓子に切り取られた「情景」はまるで俳句のようですね。季節をイメージ化して食べ物に形づくる。日本には明確な季節の違いがあるからこのような文化が育ったともいえるのでしょう。似たような表現のお菓子を、浅学な私は他の国のお菓子にはちょっと思いつけません。

新しい時代の俳句があるように、「ビーチパラソル」も新しい時代感覚の素敵な和菓子になっていました。日本の情景だけでなく、この技術を使って「サンゴ礁の海」とか「サバンナの景色」とか、和菓子でも見てみたい。贅沢でしょうか？

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：ぺろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

透明和菓子のレシピが載っている本です。表紙もそうですが中も夏らしくて見ているだけで涼しさを感じる透明な和菓子が出ています。今の時期向きではありますがどこか懐かしさも感じることが出来ました。