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電子書籍
漫画だからこそ伝わるもの
2022/12/30 07:21
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
水木しげるさんといえば、
「ゲゲゲの鬼太郎」など妖怪漫画で有名ですが、
戦争漫画もたくさん描いています。
自身、太平洋戦争中激戦地ラバウルに出征、爆撃で左腕をうしなったことは
よく知られています。
そんな水木さんの戦争漫画からこの本では
貸本時代の1961年に発表した「壮絶!特攻」から
後期の1995年に青年誌に描いた「鬼軍曹~それは何だったのか~」まで
全部で7篇の漫画が収録されています。
後期の作品では反戦の思想はかなり整理されていますが、
初期の頃は絵のタッチもそうですが、
勢いそのもので描かれているように感じました。
昭和39年作と記された「白い旗」という作品は
硫黄島での悲惨な戦いを描いたものですが、
その最後に水木さんはこんな文章を書いています。
「戦争という大きな運命の中にまき込まれた者のみが知る、
戦争を悲しむ涙であった。」
誰もが戦争など望んでいないはず。
それでも、人類は戦争をやめることはない。
ならば、どうするか。
未来の子どもたちに残すのは、軍備であっていいはずはない。
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