そんな展開になるの
2024/12/06 09:12
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投稿者:ポッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
二人の女性詐欺師 藍とみちる、出だしから詐欺師としての様相を施したストリーで、読んでいくうちにベテラン詐欺師の藍が復讐を誓って詐欺師になったみちるを育成していくお話だと思っていましたが、結末、人は恐ろしいものだと感じる一冊でした。人は見かけによらずって感じです。
詐欺師の藍が頭良さそう
2024/10/09 00:08
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
詐欺師の藍ってすごく、頭がキレて、先が読めるのに驚きました。その藍が、親の敵討ちをするので、お金がいるというみちるから、助けを求められ…。ただ、このみちるがねえ、イマイチ、好きになれなかったです。行動も…だし。
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投稿者:みぽこぽこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
え?って感じ。
え?終わったの?ここで?こんな最後なの???
昆虫法医学も、スリーサムも、洋服から謎を解くシリーズも大好きで、ハズレの無い著者さんだと思ってたけど。
途中まで安定の面白さで。わっ!そう来たか!それで?それで…って時に終わりました。
なんだかなぁー。そりゃないよなぁー。
上手いのになぁー。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
まともな登場人物が一人もいない。
詐欺師の話じゃないよね。
はっきり言って気持ち悪い。
コンゲームみたいなのを期待して読んだら大間違い。
読むのをやめたほうがいい。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
まともな登場人物が一人もいない。
詐欺師の話じゃないよね。
はっきり言って気持ち悪い。
コンゲームみたいなのを期待して読んだら大間違い。
読むのをやめたほうがいい。
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海外で荒稼ぎしている詐欺師の藍。ひょんな事から知り合ったみちるの復讐に手を貸す事になり…
冷静沈黙な藍と、直感で動くみちるの正反対のコンビ。藍目線で追うと、みちるの短絡的な行動にハラハラしっぱなしでした。
親の仇との接近の後の展開がジェットコースターで、誰を信じて良いのか解らなかったです。大どんでん返しも見事で、最後まで気を抜けなかったです。
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これは予想以上に面白かった
天才詐欺師が悪い大金持ちを騙すスカッとエンタメ小説と思って読み始めたけど違った
最後30ページで
伏線回収される痛快さと
悪意に麻痺した人々の胸糞悪さ
そこに唯一残る純粋さと温かな繋がりまで押し寄せて、完全に心かき乱された
最後の終わり方最高だなぁ
読者に結末を委ねる感じ、いい終わり方だ
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感想
騙し合いの中で生きる。一時でも信頼と信用の中で生きられたら。それは叶わない。自分が誰かを騙した瞬間に業は廻る。疑惑の世界に踏み入る。
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川瀬作品は期待が高いので、まあまあ標準作レベル。藍の人物設定と詐欺経歴が荒唐無稽過ぎるのと、ラストのプロット回収とそれまでのみちるの言動の齟齬が気になった。勿論普通以上に面白いので楽しめるが、川瀬作品としては少し物足りなさが残る。プロットの切れ味も今一つ。
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詐欺師でもいろいろあるが、伏見藍は警察が届けることができないような悪どい連中から荒稼ぎをしている。
だが海外が危険になり日本に。
そこである政治家のパーティで知り合った上条みちるの隙だらけな復讐計画に首を突っ込むことになる。
資産家の屋敷を舞台に、標的は認知症だと思われる女主人公だが、そこに長年勤めている忠実な家政婦も一癖あり、悪徳探偵も絡んでいる。
死んだ令嬢と同じ年のみちるが復讐を遂げるのか…
あり得ないような詐欺師の藍に人を殺した奴は肌で感じるというみちる。
この2人の行動に目が離せなくなるが、最後には予想もしなかった驚くべきことが…。
騙された感はあるが、突拍子もない設定に面白いさも含んでいて楽しめた。
結末のぼやっと感、まだまだ気になる。
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期せずして出会った2人の女詐欺師。超1流の伏見藍と3流の域を出ない上条みちる。
格の違う2人が、成り行きとは言えタッグを組むことに。しかも目的はみちるの両親の仇討ちで……。
厳重にガードされたターゲットに、みちるの執念と藍の知略は届くのか!?
2人の女詐欺師の無謀とも思える冒険を描くサスペンスミステリー。
◇
適度な暗さの照明。赤みがかったチーク材のカウンターにさりげなく置かれたキャンドルの炎が映える。落ち着いたアンティークの調度も気品に満ちた雰囲気を醸している。小さく流れるBGMはフォーレの舟歌だ。
そんな隠れ家的なワインバーの調和を乱す存在が、カウンター席に座っている。その男がスマホで見ているのは、自由が丘のコインロッカーで見つかったヒトの両足首についてのニュースらしい。
俗世の毒はこの空間には似合わないのにとため息を吐いた私が、隣に腰掛けて話しかけると男は目頭を指で押してからスマホを切った。
男の名は松浦秀和。47歳で法務大臣の座に就いた世襲議員だ。
資産家の家に生まれた松浦は、錚々たる学歴と弁護士資格を持つ見目麗しい男だ。常に洗練された言動を取り、自分をよく見せるという努力を怠らないが、傲慢で女にだらしがなく不誠実な男であることはわかっている。
松浦の政治資金パーティーで私は彼の関心を引き、このワインバーのプレオープンに来させることに成功したのだった。
自分のことを小出しに話しながら松浦の気を引いていたとき、ドアがいきなり開き1人の若い女が入って来た。Tシャツの上に着古したパーカーを羽織り、草臥れて膝の破れたデニムと薄汚れたスニーカーを履いた女は、無造作に伸びた前髪の間から覗くひと重の目をこちらに向けている。スタッフ募集のネット求人を見て来たというのだが……。( 第1章「嗜虐は黒く縁取られる」) ※全5章。
* * * * *
主人公は伏見藍。アメリカと日本、2つの国籍を持ち、主に欧米で芸術的とも言える詐欺の腕を振るってきた33歳の女性です。
相棒は上条みちる。両親の仇討ち費用捻出のため、詐欺まがいの荒業で金を稼ぐ27歳の女性です。
本作の面白さは3点あります。
1つ目は、みちるの仇討ちを2人がいかにして成し遂げるかです。
これこそ話の本筋なので、ターゲットにたどり着く過程も合わせて、藍が見せる知略の冴えを終盤まで楽しむことができます。
2つ目は、藍とみちるの珍道中です。
詐欺師としてのスケールから身に着けた教養や価値観まで、すべてが対照的な2人。彼女たちのやりとりがコミカルで笑えます。
そして3つ目は、2人の行動と並行して起こる、切断された「ヒトの両足首」遺棄事件の謎です。バラバラ殺人を匂わせるこの猟奇的な事件の真相も大きなポイントです。
他にも、ターゲットの女性に付き添う妙に影のある家政婦と敵か味方かわからない探偵の男の正体や、藍の持つ高いスキルやみちるの持つ不思議な力など、作品に彩りを加える要素がふんだんに盛り���まれています。
最後に、すべての謎が明かされる終盤について触れておきます。
このクライマックスシーンには批判的な感想も多いようです。確かに川瀬七緒さんの他作品と比較すると、スッキリとした締めくくりになっていないのは事実です。
けれど、本作が続編のためのプロローグであるとしたら、評価が変わってくるのではないかとも思えるのです。
なぜならば、主人公の藍にはそれだけの魅力があり、1作だけで終わらせるにはあまりに惜しいと感じるからです。
豊かな教養、優れた鑑定眼、繊細な味覚、変幻自在の変装技術。用心深さと周到さ。心理学に基づく分析力。申し分ないスキルを身に着けた超1流の詐欺師。
伏見藍が真価を発揮する作品を、ぜひとも読みたいと強く希望してレビューを終わります。
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クライムノベルかと思って手に取ったら二人の女性がバディを組み、悪意と対峙するお話だった。不快感はないけどなんとも言えない後味の悪さは残る。主人公の藍の天才的な詐欺能力と観察力、セレブリティな蘊蓄が読んでてとても面白かったし、最後のみちるの特殊能力の活かされ方にドキリとした。二人の女性のそれぞれの着地点が気になって一気に読み進めてしまった。
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海外を主戦場に荒稼ぎしてきた女詐欺師の藍が、ある事情で日本に帰ってきた。そこで知り合ったのが、その人を見ただけで人殺しかどうかがわかるという特殊能力を持つみちるだった。という導入部から、両親を殺した相手への復讐を目論むみちるに協力する形で、コンゲームが仕掛けられる。
シスターフッド的な2人の関係と、金に関しての噛み合わない会話は面白いが、詐欺師が打ち明ける派手な経歴の割には仕掛けがしょぼいような……。
伏線は回収されるものの、すっきりとした形で終わらないことも不満だ。
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狡猾な詐欺師と復讐心に狂った詐欺師の物語、独自性あふれるストーリーテリングが秀逸 #詐欺師と詐欺師
■あらすじ
女詐欺師である藍は、政治家のパーティでみちると出会う。彼女はかつて家族を不幸に追いやった仇の女を探していた。藍は復讐の情熱だけで経験や知識が全くないみちるに興味をいだき、仇うちに協力をすることになるのだが…
■きっと読みたくなるレビュー
人生経験が豊富で何事にも狡猾な詐欺師である藍と、熱意とひた向きさだけが取り柄のヒヨッ子詐欺師のみちる。特徴のある二人の詐欺師が織りなす犯罪小説です。
いやー、本当の詐欺師になんてあったことないですが、もし藍に出会ったらコロッと財産を巻き上げられちゃうでしょうね。セリフや思考のひとつひとつが超現実的なんすよ。とくに洞察力、決断力がエグイし、含蓄あるセリフで一刀両断。カッコイイんだけど、やっぱりこえーよ。
一方みちるは見るからに怪しそう、出会っても騙されない自信がある。まっすぐだし真面目過ぎ、ちょっと愛おしくなっちゃう。でも狂気じみていて、やっぱりこえーよ。
こんな詐欺師二人ですが、魅力的な凸凹コンビなんですよ。みちるが愚痴りながらも成長していくのですがそれを文句言いながらも見守る藍の様子にキュンキュンしちゃう。そして終盤まで関係性が続くのですが、当初は想像しなかったような展開に…
女性たちの物語のはずが、まるで男同士の戦場シーンを見ているような感覚になってくるんです。詳しくはは言えないのでぜひ読んでみて感じ取ってください。
さらに本書で特筆したいのは、物語の展開と結末に独自性が高い点。詐欺師が主人公の物語、ドラマって、かなり多いですよね。敵や仲間にだましだまされが繰り返され、敗北濃厚でラストを迎えると思いきや大逆転!なんてストーリー。ありがちですよねー、本作は全く違います。
二人が協力して敵に迫っていくのですが、びっくりどんでん返し!というプロットではなく、これまでの出来事や登場人物が不思議な角度で変化していくんですよ。何がなんだかよくわからない状態で終盤まで来てしまい、どう着地するんだ?と不安になるんですが… ご安心あれ、ラストはしっかりと満足させてくれました。
人によっては、何この終わり方って思われるかもしれませんが、真相もえぐみがあって、二人の物語はしっかりと完結していて好き。二人には明るい未来が待っていてほしいですね。
■ぜっさん推しポイント
物語の展開が読みどころのひとつというのはお伝え済ですが、冒頭の一節も素晴らしいんですよ。ありがちな舞台、ありがちな会話と思いきや…急展開。すぐにストーリーに引き込まれるし、重要キャラの特徴も関係性もすぐに理解できる。気づいたら二人に感情移入しはじめちゃってました。
うーん、私にとってはもはや川瀬七緒先生が文筆詐欺師でしたね(いい意味で)。これからの作品にも期待しています!
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話の展開がどうなるのか気になってあっという間に読了。
予測がつかない展開に驚きでした。
藍とみちるのコンビも良かったです。
ラストは、ここまでするのかと思う程ゾッとする復讐心でした。
終わり方が微妙だったかな…