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歳をとった日々、日常の風景とは。
2024/06/12 18:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者は、物書きの人で現在に至る。
「現代の老いについて考える」と題し、本書は80代から90代に入る頃の日々の記録集。
読売新聞夕刊連載の書き込みを書籍化したものですね。
本としては、「老いのかたち」「老いの味わい」「老いのゆくえ」に続く「老いの深み」である。
一冊目から読むと、また味わいがあるのでしょうが。
本書の日常の書き込みでも、「あるある」と思う所と「そうなって行くのか」と思うところがあり。
「老い」と言うものは、一年一年少しずつ実感して行くものなのでしょうねぇ。
筆者は、ファックスは出来るがパソコンは出来ず。
キャッシュカードの前で、暗証番号を忘れ途方に暮れ。
毎日欠かさず行う散歩の距離が、少しずつ少しずつ短くなり。
日々の予定は、通院が主になり。
ネクタイ結びは、途方にくれるが身体(ゆび)が覚えていたり。
中腰の作業で、体の変調をきたしたり。
散歩の歩行時は、若い人にも年寄りにも抜かれてしまい。
父親の晩年使っていた、竹製の杖で歩行をしていろいろ思ったり。
若さを失って得る、「老いの果実」について思ったり。
65歳の私が、20年後に「あるであろう姿」を色々と考えさせられましたね。
まだまだ書かれるご様子。
続編が楽しみですね。
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