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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人気のコミック、キングダムと一緒に読むと興味深い。楊端和もキョウカイも実在していたんだ。男性だけど。勉強になる。
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嬴政に関わった敵味方の人物像が詳細に描かれていた。
彼が目指したもの、放っていたものを想像してみたいと思う。
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史記や趙正書などの文献史料と簡牘といった出土資料を総合し、統一戦争の経過とそれを支えた近臣たちが解説されている。時期毎に図示される国境線を踏まえた説明が分かりやすい。
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『キングダム』好きなら気になる、六国制圧の行方(ネタバレ)を史実から紐解き、李信や王翦、謄といった大将軍たちがどのように戦い死んでいったかをまとめた本。
始皇帝嬴政は晩年の焚書や不老不死を追い求めたイメージから暴君とされがちであるが、その実態は身分を問わず外国からも優秀な人材を登用し、法や戸籍、税制にいたるまで現代の国家運営に通じる様々なシステムを整えていった不世出な指導者なのは疑う余地がない。
そして、六国を従属ではなく滅亡させたことで、それ以降の中国は漢や唐、明といった統一国家によって支配されていく。この中華思想自体がグローバルに大きく影響を与えているわけで、日本はその最たる国であろう。
まさにキングダムの世界が我々の生活に繋がる手触り感を得る上で、このような体系的理解は欠かせない。
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本の構成・内容ともに秀逸。歴史好きにとっては、つい買ってしまいたくなる本。
第二章・第三章では、各時代での各国の領土を国境線を引いた地図を用いて説明してくれてます(計10枚)。特に六国が滅ぶ段階では、各国が征服された時点で地図を示してくれており、秦が領土を拡大していく様が良く分かります。また、秦が「どこ」を「なぜ」「どのようにして」攻めていったのか、そのルートも含めて、想定も加えながら解説されてます。
第四章・第五章では各国の将軍や文官などについて、どのような人物だったか、「史記」だけでなく、「戦国策」や「編年記」などの文物にも触れながら、端的にまとめられてます。
上記の第二章から第五章までが魅力的でつい買ってしまいたくなるのですが、もちろん、始皇帝の人間像および近臣との関係性に迫った第一章も面白い内容です。
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中国古代史の専門家による、秦の始皇帝にょる中華統一の歴史を史実に基づいて解説した一冊。
映画化もされた大人気漫画「キングダム」を前から好きで読んでいますが、実際の歴史についてかなり詳しく知ることができます。著者は、この分野の専門家として、映画「キングダム」の監修も務め、原作者とも交流するかたです。漫画「キングダム」は史実に沿ったストーリー展開をしており、ある意味ネタバレなのですが、数少ない資料の中で、かなり研究が進んでいることや、漫画も史実に忠実に進められていることもあらためて理解できました。各国の勢力図の推移、年表もそうですし、統一を支えた秦の将軍や敵対した各国の将軍なども詳細に解説されており、楽しく読めました。今後の「キングダム」の展開がますます楽しみになってきました。
<目次>
【第一章】始皇帝の人間力 ――近臣たちとの特異な関係性
【第二章】合従と連衡の戦争
【第三章】六国滅亡の十年戦争
【第四章】統一を支えた近臣たち
【第五章】秦に対抗した六国の英傑たち
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歴史の授業で学ぶ始皇帝は、独裁で圧政を敷いた皇帝というイメージですが、本書を読むと、近臣に支えられながら、それまで成し遂げられなかった中華統一を実現した不屈の皇帝という印象に変わります。
統一までの道のりが順番で書かれていて、短期で成し遂げた凄さがわかります。
そしてまた、このような偉大な皇帝の後が続かず、あっけなく瓦解していく脆さも、歴史から学ぶものがあるな、と感じます。
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史実でも面白い始皇帝による中国統一。キングダムに出てきていない人物もいて興味深かった。でもやはり興味がいったのはキングダムで出てくる将軍の話だったりする笑
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奏の中華統一までの戦争と、支えた近臣たちについてとても読みやすい本だった。
兵馬俑のこともどうしてこうなっているなど他も本より分かりやすく書かれている。
また武将たちの一生についで簡潔にまとめられてありとても良い。
同じ漢字を使う国であるが、日本人には読めない漢字の名前が多くてなかなか難解なのであるが、いくつかの始皇帝の本を読みまた少し理解出来て来たと感じる。
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漫画の「キングダム」が大好きなのでネタバレも含まれるのも承知で読んでみました。当時の始皇帝の考え方やその人柄がわかる記述が多く、周りの人にも恵まれていたと感じました。
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はい、始皇帝です
もう始皇帝ですもう
いやーどうしようかなー
年が明けたら謙三アニキの『チンギス紀』読み始めようと思ってたんだけど、『史記』もいいな〜
この時代も面白いやね〜
北方謙三アニキが『史記』をどんなふうにねじ曲げてるか興味あるわ〜(言い方!)
そしてまぁ始皇帝といえば漫画『キングダム』で、わいも大好きなんだけど、本書ちょっと『キングダム』にあやかり過ぎですね
指導1です
指導2で反則負けなので気を付けて下さい
あ、あと『キングダム』ファンの人たちに金言を授けよう!
『キングダム』大好きな人は、あんまり史実にあたるな!
楊端和と羌瘣が男だって知ってがっかりするから(だから言うなって)
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キングダムのおかげでまた中華に興味を持ってからだいぶ月日が経ちますが、キングダムに出てくる登場人物の生涯を知ることができたことは良い時間でした。 まだ出てきていない登場人物もあり、先の展開が楽しみですね。 少ない情報からスケールの大きさに構想力の力を感じました。
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キングダムの史実どうなんだろ〜って気になってたら本屋で見つけた1冊。
登場人物がたくさん出てくるのでスラスラ読めました。これからの話も載っていたので、漫画ではどのように展開していくのか楽しみです。
続きも作られるのかな?楽しみです。
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表題のとおりの内容。当然かと思うがキングダム感はほぼ無く、あとがきで少しだけ触れられる。それでも、ネタバレとなる部分は回避出来ないので、ストーリー重視でキングダムを読んでいる方にはあまりお勧めしない。
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秦の始皇帝は暴君のイメージが強いが、実は秦王贏政としての時代が26年あり、統一後の皇帝としての11年の印象によるものが多い。秦王として他国出身の優秀な人材を集団として活用した人たちが、政治では呂不韋、李斯、趙高であり、また後に楚王になった昌平君も秦王政を支えていた。他6国との征服戦争に際しては将軍の李信、蒙武、王賁、王翦たちが活躍した。彼らの多くが秦出身ではなく秦王贏政の人間力に魅かれて、集まってきた人たちだったとは、劉邦の家臣団を思い出す。楚との闘いでは若い将軍・李信、蒙恬たちが一度は大敗北も経験していた!若い日には母の愛人。嫪毐(ろうあい)や異母弟の長安君成嬌の反乱なども経験した苦労人だったとは驚き。そして近年の発掘により史記に書かれていない事実が明らかになってきているという歴史学の進展が力強い。