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長屋やその周囲で起こる事件を虫のせいにして解決していく連作短編集。
物理的には重かったけど、話の内容的にはサラッと読めて爽やかな読後感でよかった。
久瀬棠庵は前巷説百物語に出てきてたらしいけど記憶が……読み返そうかな。
棠庵と藤介のバディも良い感じだったし、シリーズものになったらいいなぁ。
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なんかこう、百物語のシリーズにちょっと似た。。。物事の不条理とかを「化け物」ではなく「虫」としてうまいことまとめるというか。それでいて京極作品にはめずらしくポップでなんかとぼけた味わいがある。登場人物の掛け合いが落語のようなおかしさが。
結構好きです。おもしろかったです。ボリュームのわりに読みやすく、小難しい感じが薄目でとても手に取りやすい一冊ではないでしょうか?シリーズ化とかするのかな?これは是非とも期待。
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それは虫ですね、というフレーズが印象的。
虫に喩えられていくのが面白かった。
最初はとても分厚くて怯んだけど
文体も話も分かりやすくて読みやすかった。
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これは時間かかったなあ。まずタイトル読めないよね。棠庵の、生真面目だけど、どこか飄々としたキャラはいい感じ。藤介とのバディ感がいい感じ。『前巷説~』とのつながりはよく分からなかった。
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義理と人情話。
とうあんと藤介が怪事件に投身していく。
一癖もある人達に囲まれがらも一本筋を通していく姿が印象的だった。
著者の割と新刊だったので楽しみにしていた。誰もがどこか病葉なんだと思いました。