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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
信じていたモノに突然裏切られた女たちが、それがきっかけで新しい人生を歩みだす勇気溢れるお話。
自分を踏みつけた男どもに一泡吹かせる、爽快なお話ばかり。女をなめるなよ(笑)
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投稿者:ポッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで普通に過ごしていた日々から、突然崖に突き落とされたのも、今まで普通に付き合っていた人からの裏切りであった。そこから、新たな道を見つけ出しながら自立していく姿はいいですね。最後に、裏切った人の結果もよくあるすがたですね。肩の力を抜きながら読める一冊です。
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#読みたい本
『県庁の星』が話題になって知った桂望実さん、その後何冊か読んだが、実用書ばかり読むようになり小説を読まなくなってからはご無沙汰。今の僕が、今の桂望実さんの作品を楽しめるのかどうか確認するために読みたい
#地獄の底で見たものは
#桂望実
24/10/9出版
https://amzn.to/4ez8NDi
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50代の女性たちが、離婚やリストラなどの人生の分岐点に立たされるが、一念発起してピンチを打開する。痛快ではあったが、そんなにうまくいくかな?とひいて考えてしまった。
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この内容でこのタイトルはちょっと大袈裟すぎじゃないかな。
地獄って言葉を軽く使いすぎだと思う。
この程度で?
昔やってたスカッとジャパンをアラフィフおばちゃん向けにした感じ、あらすじが悲惨な感じを煽ってるけど読んだ感覚だともっと軽い。
主人公たちはのほほんとしてるし、優等生なんだろな、感情移入できない。こんなアラフィフにはなりたくないです。現代ファンタジーの部類ですよね。
文章が説明文丸出しで読み進むのが苦痛でした。
ゲームのチュートリアル文みたい。
1話目だけオーディブルで聞いてみたけど地の文か会話なのかも区別がつかないです。
この人の本は初めてだけど、他の本もこんなに説明丸出しなんかな。
つまんなくて読むのが辛い本は久しぶりでした。
これが地獄か……
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50代くらいの何人かの女性が人生のピンチに立たされたときに、どうやって立ち向かうか
という短編集
スカッとする系!
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地獄と言ってる割にはどれも「ざまあみろ」って感じの結末。アラフィフ世代の女性たちの家庭、職場、生きがいなどがテーマ。
一言、地獄っていうのはそんなもんじゃないということもっと底がありますよ。
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どん底におちた40代、50代の女性たちが這い上がる四つの話。誠意を尽くせば立ち上がれるという展開で励みになった。
特に三章の「四十六歳で教え子の選手に逃げられる」が心に残った。良かれと思っていた指導であったが、教え子には伝わらず他のコーチの元に逃げられてしまった邦子。そこからコーチングを学び、自分なりにいろいろ努力していく。
拓也との出会いと信頼関係を築く姿がとても良かった。拓也の美しいクロールの泳ぎに驚いた邦子だが、何と邦子のフォームを小さな頃から繰り返しみて身につけたフォームであった。その後、二人三脚でついに金メダルを獲得。涙がジワッと込み上げた。
裏切った元教え子がまたコーチをやってほしいと都合よく擦り寄ってきた際の、邦子の「選手とコーチの間で一番大事なのは信頼関係。一度壊れてしまったらもう元には戻らない」という言葉が重い。人間関係全般にも言えること。家族もしかり。感情に走った言葉は言わずに、相手のこと、自分のこともよく考えて人との付き合いをしていきたいと思った。相手のことを知ろうとする努力が大事と改めてわかった。
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50代前後の女性が、苦境に立たされながら頑張って乗り越えるような話が4作の短編集。
他の方の感想にもあったけど、地獄の底というほどでも…という印象。
ただ、読んでいて自分も元気をもらえたのでよかったかな。
「51歳でこれまでの働きぶりを全否定される」が1番好き。すかっとした!
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仕事や家庭で重大な岐路に立たされた女性たちの姿を描いた4篇からなる短篇集。
主人公はそれぞれ46歳から53歳までの“アラフィフ”女性で、「あまりに理不尽だ」と共に憤りを覚える話もあれば、「この人はちょっと……」と受け入れがたい話もあった。まあ本人たちにすればそれこそ“地獄”に落とされたような思いなんだろうけれど、第三者の目から見るとそこまでではないかな。
中年女性のタフさを改めて認識させられた作品だった。
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理不尽な仕打ちをされた主人公達が、努力し這い上がって人生を好転させる。卑怯なヤローどもをギャフンと言わせる結末が、最高にスカッとした。 第四章の栞さんの街頭演説には大爆笑と拍手喝采。はい投票。
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題名が怖くて躊躇していましたが、評価が高かったので読んでみました。
拠り所をなくしたアラフィフ女性たちの起死回生の物語。登場人物を応援しながら読めて、スカッと展開もやりすぎず、全体的にあたたかくて元気が出る作品でした。このシリーズまた出してほしいです。
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キャリアを否定され、奪われたり、離婚を切り出されたりして、ある日突然どん底に落とされたアラフィフ女性が這い上がるまでの4つのお話。
特別な才能やずば抜けた実績がある人でなければ、アラフィフの女性には「自分が必要とされなくなる不安」や「疎外感、居心地悪さ」を感じる場面が出てくると思う。それでも周りをよく見回せば、応援してくれる人や話を聞いてくれる人はいるかもしれない。そして別な場所に目を向ければ、まだ花咲けることができるかもしれない。でも待っているだけでは状況は動かない。自分で掴みに行かなくては…ということを改めて確認させられる。
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オーディブルで聴きました。
全員女性。悪い男から理不尽な扱いを受けて大ピンチ。本人の努力と運の強さもあるが、周りからも守られ、助けられ、逆境を跳ね除け、ステップアップ。悪い男をギャフン!と言わせて幸せに暮らしましたとさ。。めでたしめでたし。
そうはうまくいかないでしょ、とは思いつつ、サクサク聴いてしまいました。やはり勧善懲悪モノはスカッとする。スカッとジャパンという番組があった気が。あれと同じです。
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まずまず平穏な人生を送っていたはずなのに突如として崩れた足許。自分が落ちてしまった陥穽はあまりに深く絶望的な気持ちになったが……。
人生の岐路に立たされたアラフィフ女性たちの選択と再起を描く痛快リベンジ短編集。
◇
伊藤由美はいつものように夕飯の支度を始めた。まだ午後6時。夫の帰宅まであと1時間ほどある。十分間に合うだろう。
雅規と結婚して28年が経つ。当時25歳だった由美も53歳になった。食器棚のガラス扉に映る自分の顔。確かに老けたと思う。
今日の昼、5年ぶりに江都子と会った。大学教授をしているその友人は、由美を見るなり「老けたわね」と言った。
ムッとした由美だったが、江都子の溌剌とした様子を見てことばを飲み込んだ。自分と同い年のはずなのに10歳は若く見える。人前に立つ仕事をしているのが大きいのだろうかと、密かにため息を吐いた。
帰宅して食卓についた雅規はテレビに目を向けたまま黙々と料理を口に運んでいる。せっかく夫の好きな献立なのに、無言で食べられては張り合いがない。「美味しい?」と尋ねても、雅規は由美の顔も見ずに「ああ」と短く答えるだけだ。
まあ元々無口な人なので仕方ない。静かで穏やかな生活ができているのだから幸せなのだと由美は思うことにした。
けれど、夫がいきなり離婚を切り出してきたのは、その数日後のことだった。 ( 第1章「五十三歳で専業主婦をクビになる」) ※全4章。
* * * * *
小さな幸せだけれど、それがいつまでも続くと思っていた各話の主人公たち。
ところがある日、その平穏な生活が突如として崩れ去ってしまいます。途方に暮れ、人生を悲観する彼女たちですが……。
絶望の淵にあって、彼女たちは沈みっぱなしにはならず、再起を図る決心をします。再起に必要なことは「リベンジ」です。
ここでポイントとなるのは、そのリベンジの方法です。
彼女たちは、自分を奈落の底に突き落とした相手に何かを直接仕掛けるのではなく、それまでの自分を見つめ直して自身の在り方を変えていこうとします。
つまり、それまでの自分へのリベンジを、結果的に相手を見返すことに繋げるのです。
第1章の主人公は53歳の由美。
地味な専業主婦として生きてきましたが、離婚によって唯一の居場所だった家庭を失います。
けれど生活のため、社会に能動的に関わることを選択した由美は、やがて真の自立を手に入れていき……。
第2章の主人公は51歳の英子。
旅行代理店の中間管理職です。堅実な仕事ぶりで役員目前まできていましたが、社内政治に長けた同僚の男に企画を潰され役員の座もその男に奪われます。
けれど退職して起業することを選択した英子は、自身の企画をさらにブラッシュアップし、積極的な営業を展開することで……。
第3章の主人公は46歳の邦子。
スイミングスクール所属のベテランコーチです。専属コーチとして担当していた有望な若手男性スイマーから、ある日突如契約解除されてしまいます��
けれど自身のコーチングスタイルと向き合う選択をした邦子は、大学院で学ぶなどしてスキルアップに努め……。
第4章の主人公は52歳の綾子。
フリーアナウンサーとして22年間担当していたラジオのトーク番組を、ディレクターの私情により降板させられます。
けれど生活のため選択した「話し方の個人指導」という地道な仕事を続けるうち、自身のアナウンスメントにもさらに磨きがかかっていき……。
彼女たちは自身を高める生き方を選択することでみごとに再起を果たします。そして身勝手な理由で自分を奈落の底に突き落とした男を見返す姿が、ラストで描かれます。
テーマ的に柚木麻子さんの『あいにくあんたのためじゃない』と重なりますが、痛快さでは本作のほうが格段うわまわります。
スッキリした気分で新年をスタートさせたいという方にはオススメです。