日常生活の様々な「嘘」を紹介、分析しています。
2025/02/22 14:44
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間ならではの行為の一つ「嘘をつく」とはどういったものなのか、これについてひたすら学術的に分析する1冊です。
当書では、著者が基本的に「嘘をつくのは悪いこと」という視点を崩さずに論じています。日常生活に蔓延る、様々な「嘘」を容赦なく指摘、紹介し、そして冷静に分析する形式が特徴の書籍です。
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第一章:嘘をつくとは何か
- 嘘をつく行為の定義とその重要性を探求。
- 嘘は人間の複雑な存在を反映し、言語・行為・心の結びつきを示す。
- 嘘をつくことがどのように人間の特性を形成するかを考察。
第二章:嘘をつくことの悪影響
- 嘘をつくことが社会的・倫理的にどのように問題視されるかを論じる。
- 嘘による結果としての害と、嘘そのものに内在する悪さについて考察。
- 善意の嘘についても、結局は相手を軽視する行為であると指摘。
第三章:それでもなぜ嘘をつくのか
- 嘘をつく誘惑が常に存在する理由を探る。
- 人間の成長過程における社会的圧力が嘘を生むメカニズムを考察。
- 嘘をつくことが悪いと理解しながらも、実際には多くの人が嘘をつく事例を示す。
嘘に関する哲学的考察
- 嘘をつくことが内面の葛藤を生むことを強調。
- 自分を守るためや社会的な期待に応えるために嘘をつく行為の心理を分析。
- 嘘をつくことで自分自身を失うことへの抵抗感について論じる。
社会的・倫理的視点
- 嘘をつく行為が個人の尊厳や人間関係に与える影響を深く考察。
- 嘘の存在がコミュニケーションや信頼関係にどのように影響するかを示す。
- 社会全体での嘘の文化が形成される過程を分析し、改善の必要性を訴える。
結論
- 嘘をつくことの多面的な側面を理解し、ただ悪いとされるだけでなく、その背景にある心理や社会的要因を考えることが重要。
- 嘘についての深い考察を通じて、人間関係や社会のあり方を見直すことが求められる。
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嘘は、日常ては表裏一体ですね。SNSからも、テレビニュースから、仕事のやり取りの中でも、しかしその事を疑わずに、日常生活をしています。この本は、そんな日常を倫理観に照らし合わせてロジカルに見つめた本でした。 嘘をつくとはどんな事か?また、どう悪い事なのか? でも、嘘をつくのか? ホント「嘘」をわかりやすく説明していただける一作でした。 私見はやはりオープンより、敬意と尊敬の念をもって、馬鹿正直でなくスムーズに世渡りして生きていきたいですね(笑) 本からは学んで無いかも、、、
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我々の会話の中では、真であることを伝えねばならぬという暗黙の了解の上で成り立っていたのだと改めて認識。子どもが親から教わる認知を改めてできた。だからといって、嘘の完全にない世界がいいとも関わらず、しっかりと向き合う『対話』こそが重要だよねっていう感じでした