毎日のスヌーピー 現場で使える英会話力をつける みんなのレビュー
- チャールズ・M・シュルツ, ジェームス・M・バーダマン
- 税込価格:1,500円(13pt)
- 出版社:朝日新聞出版
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スヌーピーらに学ぶ、至れり尽くせりの「漫画ドリル」のような本
2023/10/03 23:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:永遠のチャレンジャー - この投稿者のレビュー一覧を見る
去年は禅語と漫画が一対になった『心をととのえるスヌーピー』を読み、牽強付会(無理なこじつけ)の様でいて、登場人物らの言葉(台詞)の禅的理解が融通無碍なる(自由で伸び伸びした)心の裡を反映し、禅語が示す境地を想起させて一興であった。
今年見つけた本書は、学校や職場で実際的な英会話力を鍛えるのに役立ちそうな実用書だ。
新書判並み装丁で全191頁の本書が税込定価\1,540.とは少しお高い気がするが、なんと台詞英語の朗読音声を出版社Webから無料ダウンロードできる「特典」付きだった。
圧縮ファイルを解凍して全45個の音声ファイルをプレイリストに登録すれば、シームレスに(途切れなく)再生が可能だ。昔はテープやCDの媒体を介し提供していた録音教材が、今やネット経由で入手できる分、材料費・制作費を抑えられるので逆に割安だと実感した。
編著者が日本語習得に苦労した米国人先生なので、「文化背景の知識」と「セットフレーズ(set phrases)の知識」が外国語学習に不可欠だと強調する。そうは言っても厳然たる文化や習慣の違いが、笑いのツボやユーモア感覚に差異を生ずるのも確かだ。
漫画「ピーナッツ(Peanuts)」の和訳文章を追っても一向に笑えない、ピンと来ない自分が居る。この点を編著者は、「笑うためには、キャラクターがやりそうなこと、考えそうなこと、リアクションしそうなこと、を予測する力が必要」だと解説する(13頁)。「第二言語では、(中略)文化背景の知識の積み重ねが肝要となる」(同頁)との指摘こそ、有難い。
「社会」「生活」「学校」の三章立てに全45話の漫画エピソードを分類配置し、各話に登場する「セットフレーズ」や「文化背景」が詳細に解説される親切丁寧な構成となっている。
トレーニング・メニュー(黙読、音読、暗唱)の手順や学習記録欄まで設けられており、まさに至れり尽くせりの「漫画ドリル」のような本なのだ。やれやれ「漫画なんか読まずに、ちゃんと勉強しなさい!」と親が子を叱れなくなったわい…。
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