- みんなの評価
4件
知的戦闘力を高める 独学の技法
著者 山口周
戦略からインプット、抽象化・構造化、ストックまで、知識を使いこなす最強の独学システム。MBAを取らずに独学で外資系コンサルになった著者の武器としての知的生産術。歴史・経済学・哲学・経営学・心理学・音楽・脳科学・文学・詩・宗教・自然科学……武器になる教養書11ジャンル99冊必読ブックガイド付き。
知的戦闘力を高める 独学の技法
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
知的戦闘力を高める独学の技法
2020/03/13 12:36
「記憶する」と「知る」は、時代遅れ
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
1) 知識を得て記憶するより、得たものでもって実践する。つまり、アウトプットが重要である。
それを言っているのがショーペンハウエル。
「知は力なり」とんでもない。極めて多くの知識を身につけていても、少しも力を持っていない人もあるし、逆に、なけなしの知識しかなくても、最高の威力を揮う人もある。138ページ
2) 一番衝撃を受けたのは、「濫読の時期のなかった人は、大成しないと極言してもいい」である。109ページ
3) イケスに活きのいい魚を入れるために、キンドルを活用するといい。早速やってみよう!
知的戦闘力を高める独学の技法
2017/12/14 13:19
武器としての知的生産術の習得方法を紹介した稀有な書です!
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、仕事で成功するための知的生産術を身に付けるためのノウハウが詰まった画期的な書です。特に、著者の経験からでしょうが、こうした知的技能は独学で身に付けられると強調されているところが本書の魅力となっています。どのように知識を身に付け、それをどのように活用していくのか。著者は、それを戦略、インプット、抽象化・構造化、ストックという4つのステップを用いて体系化し、知的生産システムと称して、詳細に解説してくれます。とても興味深い内容となっています。
2019/09/18 08:42
「独学」というと、社会人として資格試験や昇進試験と言った勉強に必要な要素というイメージがあるかもしれませんが、
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本はそういったものとはちょっと違い、現代的な「正解のない問題」にどう立ち向かうかという観点から書かれた本です。
専門知識を深め、管理技術力を高めることも社会人になると大切ですが、そればかりでなく、この本のキーワードの一つとなっている「リベラル・アーツ」、つまり幅広い知識を、単なる「教養主義」だけでなく、実務的に役に立てる方法が提案されています。
面白いと思ったのは、「冷蔵庫と生け簀」という例えです。
つまり、学生の受験勉強のように暗記中心の勉強は、魚を冷蔵庫に保存するようなもので、「分からないことに出くわしたら、何をどうやって調べたらいいのか」を知るための勉強が、魚を生け簀に放しておくということですね。
もうひとつ、表紙にも書かれている11分野ですが、ここに「音楽」があるのが、なかなか新しい発想だと感じます。
すぐれた音楽にあるリズムやストーリー感などと言うことを通して、「全体構想力」を磨くのに優れている分野なのだそうです。