- みんなの評価
24件
その本は
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世界中のめずらしい本を探し、その本の話を聞かせるよう王様に命じられたふたりの男。ふたりは旅に出て探してきた、さまざまなめずらしい本の話を、一夜ごと王様に語り始めるー。 泣けて笑えて胸を打たれて、ラストはさすがのオチに大笑い! お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!
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その本は
2022/07/31 10:33
オチまで考えさせられる本
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Pana - この投稿者のレビュー一覧を見る
又吉直樹さん、ヨシタケシンスケさんどちらの作家さんも大好きなので書店で見かけて購入してしまいました。
本のデザインは、本の内容と合うようデザインされており、お二人の拘りを感じられました。
内容は、クスッと笑えるものから今の日本の現状を表しているかのような考えさせられる内容もありましたが、ヨシタケシンスケさんの絵があることで、固くなりすぎず次々と読み進められました。
王樣が生きていれば、このような結末になったのか。費用の使い方は正しくなかったかもしれないが、それだけの価値はこの2人の話から得られなかったのだろうか。
最後のオチまで私には考えさせられる内容でした。
その本は
2023/09/22 17:10
本っていいよね
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ここはわしのお城じゃ。わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。しかし目が悪くなり、もう本を読むことができないのだ。いま、二人の男にめずらしい本の話を集めるよう旅に行かせているのじゃ。二人が戻ってくるまでの間、本の話を聞かせておくれ。」お酢とサラダ油を結び付けて滑らかなマヨネーズに仕上げる卵のように、「本」というキーワードが乳化剤となっている。「わし」のお城に呼び出された二人の男の最初の出会いの場面のイラスト。世界中の本の話を集めてきてほしいと言われた二人が見合わせて、何かを企んでおるように見える表情に、思わずクスっと笑ってしまう。たまには一緒に本の話をしようじゃないか。
その本は
2022/09/16 09:31
ヨシタケシンスケ氏と又吉直樹氏の想像力&創造力が詰まった一冊
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨシタケシンスケ氏と又吉直樹氏が、変わりばんこに執筆しているショートショート風な物語。
ある国に、本がとても好きなのに、歳をとって目が見えなくなってしまった王様がいた。
王様は二人の男に、世界中の珍しい本の話を集めて、その話を聞かせてくれと命じる。
旅から帰った二人の男は、集めた話を王様に語り始め・・・。
という体で、各話、「その本は」で始まる物語。
「共作」ではなくて、それぞれが個別に書いているため(ヨシタケ氏は絵本調、又吉氏は小説調で)、作家のスタイルが壊れていなくて良い。
一話が数ページで終わるので、ショートショートのようにスイスイ読めて楽しめる。
だが途中、又吉氏が約40ページの話を載せているところがあり、そこだけリズムが悪くなってしまったかな。
でも、その話がちょっと泣ける話で・・・。
お二人とも、「どこからこんなことを思いつくの?」というほどの想像力&創造力で、笑ったり、泣けたり、時折は考えさせられたり。
最後のオチも、なかなかに捻りが効いてて良かった。