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6件
雪冤
著者 大門剛明
15年前、京都。男子学生と十九歳の女性が殺され、一人の男が逮捕された。元弁護士の八木沼悦史は、死刑囚となった息子・慎一の冤罪を信じ、一人活動をしていた。だが、息子は面会を拒絶、弁護士に無罪を訴える手記を手渡す。一方、殺された女性の妹・菜摘に、真犯人を名乗る人物・メロスから電話が。メロスは悦史に自首の代償として五千万円を要求するが――。驚愕のラスト、横溝正史ミステリ大賞の傑作・社会派ミステリ!
雪冤
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雪冤
2018/05/31 18:24
社会派ミステリ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店でお薦め本として平積みされていて、気になって購入した。どんどん展開するので結末が早く知りたくなり、一日で読破。ミステリーとしてよくできていると思う。死刑制度と冤罪について、考えさせられるところは多かったが、やはりなかなか答えの出ない問題だということを改めて強く感じた。
雪冤
2020/04/12 16:30
冤罪とは
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
後半になるにつれてどんどん引き込まれていく作品。
死刑と言うものについて、感情論だけではなく、真面目に賛成なのか反対なのか両者理論的に述べられていくから、死刑と言うものについて自分自身が深く考えさせられた。
どんでん返しというのをあおりすぎた帯だが、読んで後悔はしない。
横溝正史ミステリ大賞受賞作なのも納得。
雪冤
2017/11/05 09:41
死刑と冤罪
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
中盤から「こいつが黒幕」と予想して読んでましたが、裏切られて、更なる展開。 帯どおりに陥ってしまった。 死刑制度と冤罪を同時に取り上げてるのは、難しいし読んでる側もつい感情移入してしまう。 伏線もすごかった。 コイツは全然関係ないと思ってた奴が、そのモノだったりと。 再読決定。