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3件
小説帝銀事件 新装版
著者 著者:松本 清張
昭和23年1月26日、帝国銀行椎名町支店に東京都の腕章をした男が現れ、占領軍の命令で赤痢の予防薬を飲むよう告げると、行員らに毒物を飲ませ、現金と小切手を奪い逃走する事件が発生した。捜査本部は旧陸軍関係者を疑うが、やがて画家・平沢の名が浮上、自白だけで死刑判決が下る。膨大な資料をもとに、占領期に起こった事件の背後に潜む謀略を考察し、清張史観の出発点となった記念碑的名作。
小説帝銀事件 新装版
05/22まで通常594円
税込 297 円 2ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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小説帝銀事件 改版 新装版
2023/12/31 19:18
帝銀事件
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説の形をとってはいるけれど、裁判や捜査の検証が大部分になり、その分文章がくどいが、公に結論付けられたものに対して反論するためにも、綿密な調査と記述は必須なんだよね。
2022/06/02 18:30
闇に葬られた真実
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
凄惨な事件の背後に、七三一部隊の残党が亡霊のように見え隠れしていてゾッとします。全てを背負わされた死刑囚の無念さも、冷徹に見つめていました。
小説帝銀事件 改版 新装版
2022/02/14 10:06
帝銀事件
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
松本清張が帝銀事件の経緯を追っていく。すると当時の警察の杜撰な捜査が浮き彫りに。強引な取り調べ、別件逮捕により加害者の人格を否定する流れからの追及、そして被害者への面通し等々。果たして本当に平沢は加害者であったのか・・・・・。
平沢氏以外に犯人んと思しき容疑者がいたにもかかわらず、平沢氏に絞り込まれたところに当時の警察の無責任さを感じる。過去の冤罪事件の数々は警察が国民に対して警察のメンツを守るための手段であったことが残念でならない。