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レッドデータガール
世界遺産に認定された熊野古道、玉倉山にある玉倉神社。そこに住む泉水子は中学三年まで、麓の中学と家の往復だけの生活を送ってきた。しかし、高校進学は、幼なじみの深行とともに東京の鳳城学園へ入学するよう周囲に決められてしまう。互いに反発する二人だったが、修学旅行先の東京で、姫神と呼ばれる謎の存在が現れ、さらに恐ろしい事件が襲いかかる。一族には大きな秘密が──。現代ファンタジーの最高傑作! 大人気RDGシリーズ第1巻!!
RDG レッドデータガール はじめてのお使い
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2015/08/23 16:30
序章
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
全体からみれば、一巻は序章なのだが欠かせない設定がとても多いので、
飛ばし読み厳禁の巻ともいえる。
荻原さんの作品を読んだ事がある方なら、分量が少ない・ペースが遅いと感じると思う。
けれどもそこは良作ぞろいの国内YAの草分け、「銀のさじ」シリーズなだけはある。
これから、児童書と小説の間の年代を過ごす感受性MAXの年頃に向けて作られていると
前置きすれば大方の人は納得がいくのではないだろうか。
これは、読書が苦手・なぜか良作にめぐり合う確立が低い人にも向いている。
7月末、文庫でなにか読みやすいものはないかと聞かれた際にこちらを勧めた。
正直、読了できたらそれで◎だなというくらい読書が苦手な人である。
お盆明けに、読み終わって2巻を持って歩いていると聞いた。
(夢中になった証として、深行の父・雪政への疑念がすごいようだ。)
RDGの魅力として、「勾玉」のように実在する日本の各所が舞台であり、
各地の伝承・民話・風俗がふんだんに生かされている点は欠かせない。
この先にも期待できる部分だ。
2017/04/04 23:16
続きを書いてほしい!
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nor - この投稿者のレビュー一覧を見る
荻原さんの作品の中で一番好きな物語。図書館で貸りて5回読み直した後、全刊そろえて買った。
等身大のみゆき君の心情が読んでいて楽しく、ラストはみゆき君の表情にニヤリ。
壮大なテーマがどこに落ち着くのかこの刊で決着つくのか?と感じていたが、自分の未来に前向きに生きていこうと希望を持ち、将来を思い描けずにいたいずみこの細やかな心の変化が最後まで楽しめた。
もっと、続きが読みたい。日本から出た世界観でのこの作品も読んでみたい。
2017/04/05 00:25
観念して買った
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nor - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初に読んでからラストに至るまでに何度となく図書館で借りて読み返し、気づけば5回・・・。もう買うしかないなと観念して購入。一生ものの一冊(6冊)!!
大好きすぎて、アニメ版もみて岸田メルさんの絵もとってもかわいいけど、幼さ、背伸び、清涼感この表紙絵はもうはまりすぎ・・・!すきだーーー!!
中学生のいずみことみゆきが出会うことで生まれていく未来。気の合わない二人だけど、共に過ごすうちにお互いを知り距離を縮めていく。
小学生から大人まで、ピュアな心をくすぐられる物語。私が一番大好きなファンタジー。
2017/04/04 23:48
姫神
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nor - この投稿者のレビュー一覧を見る
姫神のことを考えるとせつない。長い長い時の中で、何を思い何を忘れそれでも叶えたい願いを胸に時をさまよう彼女。和宮の言葉が胸に迫る。
アニメ版の夜の城跡シーンの姫神の色っぽい表情も好き。
2015/08/25 21:11
泉水子、実家を離れて寮暮らしスタート。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
鳳城学園進学と共に、学園寮での新生活が始まる巻。
この巻から登場となる泉水子のルームメイト・真響(まゆら)ちゃんは、
シリーズの中でも好きな女子キャラです。
(少し漫画っぽくもあり、恩田陸作品・学園ものに出てくる美少女キャラとも共通する印象が。)
メガネ外すと実はかわいい/きっと三つ編みをといたらもっと可愛い…、と古典的かつ、
現代でも絶賛生かされている泉水子の『萌え』ポイントが真響ちゃんを借りてテンポ良く
披露されている点も甘酸っぱく可愛い。
(学生じゃなくなってしばらく経っているからこそ、よけいに可愛く見えるかも…!?)
個人的には学園のハイソな雰囲気の割りに、寮は質素な方だと思いました。
二段ベッド+カーテンは相部屋寮生のお約束! 改めて、順応性のある若いうちに
共同生活はしておくものだなと自分の体験を思い返したり。
一巻ではペースをつかめなかった場合でも、ここから加速していく感触があります。
新生活前後にもお薦めの一冊です。
2015/08/08 23:25
最終巻
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行で読んでいると、前巻から間が空くほど世界に入りにくい。そして、忘れている部分も出てきます。
RDGについていえば、夏合宿の時の云々以外はそれほど思い出すのに苦労した覚えがないような。
1巻から読んで、気に入ったら次巻購入と自分のペースで読めるシリーズ。
正直、こういうのが学生時代にあったら…! そう思わずにはいられなかったです。
荻原さんの現代的な文章への新しい魅力が光っている本シリーズ。
終わり方に今までの荻原作品にはみられなかった優しさがみられて、とても良い読後感でした。
『楽しみに読んでいって損のないシリーズ!』と推せます。
2021/09/12 04:32
すべての始まり
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎だらけのストーリーにグイグイ引き込まれ、あっという間に読めてしまいます。
幼なじみの深行におびえながらも、時々芯の強さを感じさせる泉水子。2人の関係がどう変化していくか、楽しみです。
2020/05/30 01:28
完結
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
無事完結ですねー。
全部終わったわけじゃないけど未来に希望が持てる終わり方でした。
いずみこがみゆきに一緒にいたいっていったのも胸キュンでした。
2019/02/22 13:04
他の視点
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あ~やっぱり本編はあれで完結だったんだなぁ。
深行視点での三編の短編と、真響視点での一編の中編です。
「泉水子」を外側から見てるのは新鮮な感覚ですが、それだけに残念ながら「彼女」は登場しません。
結末は読者の想像力で、なんて言わないで、もうちょっと読みたいんですけど、だめですか?
2018/04/09 19:22
『RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴』
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2013年1月に6巻で“完結”した超人気ファンタジー『RDG』
5年ぶりの新作は短編3つと中編で構成されたぜいたくな1冊
本書タイトルでもある中編「氷の靴 ガラスの靴」は、電子マガジン「小説屋Sari-sari」に連載された、「チーム姫神」結成後を描いたスピンオフ作品
泉水子と深行の関係を不安に思った真響に、戸隠一族の思惑がからみ、不穏な空気がただようなか2泊3日のスケート教室が開催される
ほかに深行の中学時代を描いた2編など
2015/08/08 01:32
シリーズ最高潮の盛り上がり!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
荻原さんの本に出会って、数年。
「勾玉」シリーズも読破し、この作家さんから心離れつつある頃でした。
RDGは1巻から発売を心待ちにしていたシリーズで、表紙は酒井 駒子さん。
久々に読書魂に火がつきました。(文庫版にも表紙が引きつがれていて嬉しい!)
単行発売の情報が入った時点で、図書館の予約人数は二桁になろうかという人気。
他巻も十分な考証がなされているのですが、この巻は手元に置きたいほどの情報量だったため文庫版を購入しました。
毎度ながらサブカルと歴史が融合した引き出しの大きさに感服です。
荻原さんの今までの作品を読んでいると、言葉の易しさにターゲット層がよくわかるのですが、Y・A分野を大人になってから開拓した私からいえば、高校生以上の方が楽しめる要素が多いように思います。
正しい文体で、質の良い作品を易しい文章で読みたい大人にも十分にお勧めできます。
2013/10/06 01:04
のめりこむ、再び
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こぶたろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
泉水子、ついに外の世界へ!
現実離れした世界だけれど、それが”現実”。
小さな覚悟を決めつつ、ナイーブにも一つづつ感じながらこなしてゆく姿が微笑ましい。
日本古来の様々な様式の造詣の深さにも感心させられるし勉強になる。
次を読むのが待ち遠しい!
2021/09/12 05:09
大好きな作品
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻では弱々しかった泉水子の成長を感じられる本編最終巻。
盛り沢山な内容にハラハラドキドキして読み進めました。ラストまで読めば、きっと星降る夜にココアを飲みたくなります。
まだほんの序章に過ぎないと感じる本シリーズ。願わくば、チーム姫神がどう運命に立ち向かっていくのかつづきを読みたいです!第2章、3章、4章、もっと長ーく書いてほしい、大好きな和風ファンタジーです!!
2020/05/30 01:55
真響
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
早川さんかー!
なんか納得。
いきなり新しいキャラ出て来て好きってなっても思い入れないから早川さんでよかったですよ。
2020/05/29 23:53
真澄
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっとこお互い気持ち言い合ってくっついた(くっついた?)んですねー。
よかったです。
そして真澄がまさか恋してたとは…
いずみこの言葉でそれを恋だと判断したっぽい描写はありますが恋なんでしょうね。