- みんなの評価
6件
夜叉萬同心
著者 辻堂 魁(著)
北町奉行所の隠密廻り方同心、萬七蔵は、目的遂行のためには手段を選ばぬやり方から、「夜叉萬」と呼ばれ密かに恐れられていた。脂粉の香りを残し去ってゆく辻斬りの探索の過程で七蔵が見た卑劣な真実とは――。七蔵のふるう豪剣は、誰を斬り、何を裁くのか? 悪道を歩む人間を見つめ、その因果や定めを鮮やかに描き出す、名手による時代小説、超絶の醍醐味ここにあり。
夜叉萬同心 浅き縁
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
もどり途 文庫書下ろし/長編時代小説
2020/01/01 20:10
次巻も楽しみです。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
少々手法というか描き方がこれまでと変わったなと思いました。
八丁堀の屋敷の面々がいくつかの場面にちりばめられていたのが、今回は少なくて、それにはがっかりしました。
でも、嘉助や樫太郎と、仕事を大事にこなしていく七蔵からは心地よい人情も感じられました。
冬かげろう 長編時代小説
2019/12/29 18:55
読みやすかったです。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
辻堂さんの作品は、数多ある江戸もの小説の中でも読みやすく、このシリーズも期待して読み始めました。
イヤだなと不快感をもってしまった場面もありましたが、おおかたは気楽に読めて、次巻を読むのが楽しみになりました。
本所の女 文庫書下ろし/長編時代小説
2020/01/02 11:24
大好きな本です。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は、お甲さんにスポットが当たる作品でした。
お甲さんの過去は掏摸の娘で、母親と早くに別れたくらいしか知りませんでした。
私の早合点なのか、母親はてっきり亡くなったものだと思っていました。
しかし、再会、お甲さんの活躍、そして母親との別れ…お甲さんの健気さに胸を打たれました。
この巻ばかりは、七蔵は脇に追いやられた感じで、「それも良し」と穏やかな笑顔を浮かべる七蔵を想像しています。