- みんなの評価
19件
臨床犯罪学者・火村英生
著者 有栖川有栖
ストーカー行為に悩む劇団の看板女優・清水伶奈。彼女を変質者から引き離す計画は成功したはずだった。ところが、ストーカーが兎小屋の裏で死体となって発見される。追いかけていたはずの彼が――。鉄道に絡むトリックを用いた表題作ほか、火村(ひむら)とアリスが挑む3つの事件。ミステリのエッセンスをふんだんに盛り込んだ、これぞ正統派の推理小説。
長い廊下がある家 新装版
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは


この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
長い廊下がある家
2018/05/21 22:56
大仕掛けか、と一瞬思わせて
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
有栖川有栖『長い廊下がある家』は、火村・アリスシリーズの作品集。
表題作は、島田荘司みたいな大仕掛けか、と一瞬思わせて、もっと現実的なトリックに着地しました。
いつもおなじみの面白さと、ひねりのきいたちょっと意外な展開とが共存しています。
それにしても、未読の火村・アリスシリーズの残りが少なくなってきました。
早く次の作品集、出してよ~。
白い兎が逃げる 本格推理小説
2018/05/20 08:54
お得感のある文庫本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『白い兎が逃げる』は、アリス・火村シリーズの中篇集。
タイプの違う4つの中編ミステリが入って、お得感のある文庫本です。
表題作は、さいごまで犯人の見当がつかずに楽しめるのですが、ミステリとしてだけでなく、ウサギにこだわった趣向の面白さもありました。
妃は船を沈める
2018/05/19 08:59
いつもの面白さ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
有栖川有栖『妃は船を沈める』を読みました。
いつもの面白さ。
現場の大阪港の岸壁を描写して「悲しい色をした大阪の海を見に来るカップルもこない。」と書いてるのは、私の世代なら笑えるジョークです。
もちろん「悲しい色やね」にちなんだものです。
これが分かる人には、いっそう楽しめる本です。
そういう関西地元ネタ以外に、『猿の手』にまつわる記述があって、その部分はなかなか面白かったです。
ジェイコブズの『猿の手』、こりゃ名作ですね。

実施中のおすすめキャンペーン

