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22件
東京すみっこごはん
著者 成田名璃子
商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋は、年齢も職業も異なる人々が集い、手作りの料理を共に食べる“共同台所”だった。イジメに悩む女子高生、婚活に励むOL、人生を見失ったタイ人、妻への秘密を抱えたアラ還。ワケありの人々が巻き起こすドラマを通して明らかになる“すみっこごはん”の秘密とは!? 美味しい家庭料理と人々の温かな交流が心をときほぐす連作小説!
東京すみっこごはん レシピノートは永遠に
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東京すみっこごはん 3 親子丼に愛を込めて
2017/08/12 14:40
心に沁みる鰹節の出汁
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンポポ旦那 - この投稿者のレビュー一覧を見る
再開発問題も一応の決着を見て、すみっこごはんに日常が戻ってきた感じ。ニューフェイスの登場も嬉しいが、何よりレギュラー陣のバックボーンが深くなってきているのが楽しい。
特に柿本さんと“かえで”の母との出会いを描く「明日のためのおにぎり」は、シリーズを離れた短編としても良質な小説だと思う。
また、かえでと純也の周辺を描く「マイ・ファースト鱚」、ジェンダーを題材にしているのにも興味を魅かれるが、何よりかえでの“鰹節には謝ってほしい。だって、お湯に入れたらこんなにいい出汁が出るんだよ”の言葉に、当たり前のことと思いながらも、昔は鰹節は鉋を裏返したような削り器で、料理の度に削っていたことを思い出し、その時の出汁の香までもが鮮やかに蘇るのを感じた。そうした意味でも、今巻は実にノスタルジーに満ちた一冊であった。
東京すみっこごはん 5 レシピノートは永遠に
2024/06/08 04:49
淋しい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かのこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
すみっこごはん、大好きだったので
読み納めかと思うと淋しいけれど
やっぱりおもしろい
帰ってきたすみっこごはんみたいな感じで復活しないかなぁ
東京すみっこごはん 5 レシピノートは永遠に
2022/04/13 21:06
良書でした
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まお - この投稿者のレビュー一覧を見る
試しに、と1巻目を買って、ハマってすべて買いそろえました。
心の深くまで描写されているので、入り込みすぎて心がぎゅっとするところもあるのですが、すべて前向きに終わるので嫌な気持ちでは終わらないです。
この方のは登場人物は最後こうなりました、まで描かないで、読者の想像の余白を残してくれるような終わり方をしてくれるので、自分でこんな未来になったらいいなと考えられます。