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40件
〈図書委員〉シリーズ
著者 米澤穂信
堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門(しもん)と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが……。放課後の図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。爽やかでほんのりビターな米澤穂信の図書室ミステリ、開幕!
栞と嘘の季節
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本と鍵の季節
2023/07/02 10:58
かっこい二人の高校生
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
二人の高校生が図書委員つながりで、行動を共にする。二人とも、そこそこ勉強ができ、せかせかしていないところがいい。謎解きが6編だが、最後の2つはなんとなく切ない。米澤穂信さんのファンになった。
栞と噓の季節
2023/01/15 09:17
ビターな学園ミステリーを
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書委員シリーズ2作目。学園ミステリーのジャンルで、ここまでシビアな緊迫感の漂う作品に出会ったのは初めてです。前作を読んだ際には、今一つ物足りなさを感じましたが、本作で大化け。どの登場人物も一筋縄ではいかず、タイトル通り、最後まで「栞と嘘」に振り回される大傑作でした。個人的に、現時点での米澤作品最高傑作です。
本と鍵の季節
2022/09/09 19:01
感動した。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:rin - この投稿者のレビュー一覧を見る
一話一話が短くて読みやすく面白かった。短編だけど、全てが違う話が入っている訳ではなくて、登場人物は同じでしっかり時系列になっているのに1章ごとに事件が解決されて楽しく読めた。読了感もすっきりしていてスキマ時間や電車、朝読でも楽しめる本。それでいて感動する。胸の中に響く言葉もあって私の腐った心が救われて、少し綺麗になった気がする。