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9件
蛇にピアス
著者 金原ひとみ
「スプリットタンって知ってる?」そう言って、男は蛇のように二つに割れた舌を出した―。その男アマと同棲しながらサディストの彫り師シバとも関係をもつルイ。彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる者たちの生の本質を鮮烈に描き、すばる文学賞と芥川賞を受賞した、金原ひとみの衝撃のデビュー作。
蛇にピアス
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蛇にピアス
2023/12/28 20:27
おもしろい
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投稿者:狂ったチワワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説は人を描くのが目的である
ルイと、アマ
2人の心理が楽しく踊る
蛇にピアス
2021/12/20 14:00
徹底された生々しさ
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投稿者:山野 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ピアスとタトゥーがこの物語を通してのテーマとなっています。主人公のルイとその周りの人は社会から外れた者たちではありますが、彼らのことが気になって話を読み進めてしまいます。
村上龍による解説の「本質的で普遍的な毒」という言葉がぴったりです。この話を読んであなたはどう思うか、ぜひ確かめてみてください。
蛇にピアス
2019/01/13 23:04
芥川賞を取ってからずいぶんと経過した作品ですが読んでみました
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
舌にピアスをしてしまう女の子の話ということだけは知っていたので、長い間、「なんだか痛そうだから読むの辛いな」と敬遠していた作品。確かに舌にピアスをしたまま穴を広げて最後は先を切りとって蛇の舌のように二股の舌にしてしまうという鳥肌のたつような作業が明確に書かれていて読みながら身震いしてしまったのだが、内容は極めてまとも。解説で村上龍氏が、「この作品を芥川賞に推したいが反対する委員が必ずいると思うから反論をいろいろと用意していたが、拍子抜けするほど異論がでなかった」というようなことを書かれていたが、それはそうだと思う。しっかりとこの小説を読んだ人なら異論がでるはずがない