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東京バンドワゴン 新着
著者 小路幸也
東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は、今は珍しき大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本人好きのイギリス人、何かワケありの小学生まで、ひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本中が待っていた歴史的ホームドラマの決定版、ここに誕生!!
東京バンドワゴン
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紙の本マイ・ブルー・ヘブン
2011/08/30 08:47
東京バンドワゴン。なんて優しくノスタルジックで心和む響き
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京バンドワゴン。なんて優しくノスタルジックで心和む響きなんだろう。
少々訳ありで実は裏の大物とも業界にも顔の効くオオモノ主人が構えた古本屋「東京バンドワゴン」。
ここで起こる珍騒動や怪事件、人情あり笑いあり涙ありの4世代同居!ホームドラマが読者を喜怒哀楽させた本編が終わってしばらく立つ。こうして番外編というかたちで彼らの若き日に再会出来たこと、そして本編では語られなかった堀田家の秘密が明かされいっそう魅力的になったのは本当に喜ばしい。
ただ今回はちょっと趣が違う。なにせいつもは優しく丁寧に空からツッコミをいれてくれる語り手、曾祖母サチさんの若き日、彼女が堀田家の一員になるいきさつが今回のおはなしなのだ。つまりいつもの丁寧口調な見守り&語り手がいない。読者は本編とはちょっと違う、より直接的で臨場感のあるストーリー展開をたのしめるというものだ。
本編では日常にちょっと変わった珍事件が多かったけれど、今回は国家を巻き込む大騒動。諜報機関やら軍人やら大使館やらを巻き込んだ、とんでもない話なのだけれど、なぜか「東京BW」なら・・・堀田家なら許せてしまう。これも人徳ならぬ「本徳」であろうか。
舞台は戦後間もない東京。のちの「サチさん」は名家五条辻家のご令嬢で咲智子といい、ある日突然父母から小箱を一つ手渡され独りで伯母の家に逃げろと命じられる。途中米兵にからまれているところを英語も豊かで腕っ節も強い勘一に助けられ、そのまま彼と父・草平の家に逃げ込み「勘一の嫁」として住み込むことになった。
「国家機密」が入っているという五条辻家の小箱とサチを守るため堀田家に個性豊かで頼もしい用心棒?たちが続々と集結する。超グラマーな女戦士マリア、貿易商を営む勘一の悪友、腕っ節のジョー。そのジョーを用心棒に雇っている日本の裏の重鎮・ブアイソーさん。陸軍情報部の野良猫・十朗… 。
どうしてたかだか古本屋のオヤジがこんなものすごい関係をもっているのか顔が広いのかはおいおい。
とにかく彼らの個性が楽しく明るく優しくて、サチのように思わず顔がほころんでしまう。
きっと彼らのそのまぶしさも、それぞれが抱えた重く辛い事情の上に出てくるものなのだろう。
本編で既に日だまりのような大家族/堀田家一族をみてきているのだからこの物語が素晴らしい大団円を迎えることは言うまでもない。けれど「東京バンドワゴン」はいつだって、最後までわくわくさせてくれる、ウキウキさせてくれる。読む人の心を素直に和ませてくれる。
核家族どころか少子化問題に悩まされ、今や失われてしまったサザエさんのような家族の大きさ温かさ。
現実にはとてもあり得ないような家族でも、お話ならではの突飛な設定でも許せてしまうのは
きっと彼らの素敵な関係や心躍る活躍があるだけじゃない。
私の中に「そういう家族があったっていいじゃないか」という願いが在るからだ、そう思いたい。
彼らにまた、別の形であえることを願いつつ。
紙の本東京バンドワゴン
2013/10/14 18:24
ひまつぶしにぴったり
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふわふわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホンワカ暖かい家庭もので、ひまつぶしにはぴったり。語り手が亡くなったおばあちゃんで、コメントが多いので、読みにくいところはありましたが、慣れたら大丈夫になりました。軽く読めるので続編も買っていいかなと思わせる本でした。
2018/05/20 09:05
早く次を読みたい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
勘一ジイチャンから鈴花ちゃん.かんなちゃんまで、長いシリーズだから堀田家の人々は親戚みたい。
花陽ちゃんの入試結果が気になるし、研人はブレーク?
まだまだ続けて欲しいけど、いつかは来るシリーズ最終巻、もうちょっと待ってね。
LOVEだねぇ。
電子書籍東京バンドワゴン
2015/09/28 10:02
TVドラマが先だったけれど
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chibiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
亀梨くんのドラマを見たのが先だったけれど、電子版のシリーズを読破。町、登場人物すべてがとても魅力的で、何度か読み返しています。こんな書店があったら、毎日でも入り浸って1日中本を読んでいたいと思います。
紙の本レディ・マドンナ
2013/10/18 21:45
いい味わいだよな
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:八犬伝 - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎度のことながら
読後感が最高に良いですね。
紙の本ペニー・レイン
2023/07/08 17:41
まだまだ発展する堀田家
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
隣近所も含めて大引っ越し前後。今回もいろいろありました。
去る者もいるけれど、新しく加わるメンバーもあり、どんどん大所帯に。ちょいちょい相関図見ながら読み進めた(笑)
そうじゃないかと思っていたけれど、堀田家、想像以上に資産家・・・新しい事業を始めます。
紙の本イエロー・サブマリン
2023/06/30 22:41
登場人物が増え続け、時々「あれ?このひとは?」と思うけどでも、本作にも満足
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常的な謎解き感を含ませて、古書店「東京バンドワゴン」は15作目も盤石な親しみやすさ。でもここまで続くと、1作目からとまでは言わないけれど、数作前ぐらいから読んでないと話についていけないかも。ちなみに一作目からの読者の私ですら、新規登場人物が積み重なって、時々あれれ?と思う。
本作では、子供だった研人が幼馴染の芽莉依と、高校卒業とともに結婚。そして、結婚しないんじゃないかなキャラのIT企業社長の藤島さんも結婚と、結婚ラッシュにちょっと驚く。
2023/05/09 08:46
今回はスピンオフ気味な…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きみくんのパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はシリーズの中ではちょっと異色なストーリー展開だが、シリーズを通して、この先品でちゃんとネタを「回収」して、そしておそらく、このあとの作品への「仕込み」を入れているのだと感じた。相変わらず「一気読み」できる作品。
紙の本東京バンドワゴン
2023/04/30 16:55
堀田家の原点
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマ化もされており、我南人役が玉置浩二さんということで、イメージにピッタリで、いい配役ですね。ぜひ機会を見て。
紙の本シー・ラブズ・ユー
2023/04/30 16:41
シリーズ2作目
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
なにせ登場人物が多い東京バンドワゴンですが、今回は登場人物の過去が描かれそれぞれの人物像に深みが出てきました。面白くなりました。
紙の本スタンド・バイ・ミー
2023/04/30 16:37
シリーズ3作目
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
巻が進む毎にドンドン人が増える堀田家です。冒頭の登場人物一覧も大変なことになるなとページを捲ったら、なんと登場人物相関図に進化してました。これで読みやすくなります。
紙の本マイ・ブルー・ヘブン
2023/04/30 16:27
シリーズ4作目
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
サチさんと勘一さんの若い時のお話です。五条辻咲智子さんと名前を見て誰?となりましたが、読んでみて納得しました。勘一さんはとっても魅力的な人でしたね。いい話!
紙の本オール・マイ・ラビング
2023/04/30 16:17
1年1冊の東京バントワゴンシリーズ春夏秋冬の4章
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもの平和な堀田家が今回はちょっとシリアスな状況になります。でも、皆で協力しあって解決策を見つけ出していったり、心配しながらも静かに見守っていたりするところはやはり堀田家ですね。
2023/04/30 16:05
四世代が一つ屋根の下で暮らす堀田家
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎回1年の四季毎の話を楽しませてもらっています。いつもながら大家族で東京の下町での出来事で、マンネリ化すると思いきや、何かしら事件の様なものが起きて楽しませてくれます。
紙の本レディ・マドンナ
2023/04/30 15:56
本シリーズ七冊目
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズの魅力の一つが、大家族の朝ごはんの様子です。メニューも季節毎に考えられていて、読みながらお腹が空きます。