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チンギス紀
著者 北方謙三
ユーラシア大陸に拡がる人類史上最大の帝国、その礎を築いたチンギス・カン。波乱に満ちたその生涯と、彼と出会った様々な英雄たちの生きざまを描く、新たな歴史大長編、ついに開幕! 12世紀、テムジン(のちのチンギス・カン)は、草原に暮らすモンゴル族のキャト氏に生まれた。10歳のとき、モンゴル族を束ねるはずだった父イェスゲイが、タタル族に殺害されてしまう。テムジンのキャト氏は衰退し、同じモンゴル族のタイチウト氏のタルグダイとトドエン・ギルテが台頭、テムジンたちに敵対し始める。危機的な状況のもとで、テムジンは、ある事情から異母弟ベクテルを討ったのち、独りいったん南へと向かった……。草原の遊牧民として生まれ、のちに世界を震撼させることになる男は、はじめに何を見たのか? 人類史を一変させた男の激動の生涯、そこに関わった人間たちの物語を描く新シリーズ、待望の第一巻。
チンギス紀 一 火眼
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紙の本チンギス紀 7 虎落
2020/06/30 20:52
盛り上がる
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投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
草原の覇権争いが本格的に始まり、戦闘シーンの迫力にページをめくる手がとまらなかった。登場人物にしても、ほとんどの弟を殺してしまったトオリル・カンと有能な弟に囲まれるテムジン、女傑の妻と固い絆で結ばれたタルグダイと夫婦関係に問題を抱えるジャムカがそれぞれ連合しているというのが印象的。次巻も楽しみ。
紙の本チンギス紀 17 天地
2023/09/25 21:38
完結
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投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラズム戦は終わったものの、モンゴル帝国内にはひっそり叛乱の兆しが。最終巻、個人的に印象に残ったのはチンギスがタルグタイとラシャーンの息子に会ったところと、最後の戦場にボオルチュも連れて行ったところ。長い長い物語の幕がついに降りる。完結まで読めて本当に良かった。
紙の本チンギス紀 16 蒼氓
2023/05/31 17:14
蒼氓
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長かったホラズム戦がようやく終わりに…と思ったら、えらいクリフハンガーで終わってびっくり。どうやら次の巻で完結なんですね。ちょっと岳飛伝16巻ラストを思い出す展開。
紙の本チンギス紀 15 子午
2022/12/24 08:59
ホラムズ国への侵攻が本格化
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
モンゴル軍のホラムズ・シャー国への侵攻が本格化する。チンギスカンの息子たちの成長と競い合い、チンギスカン自身の未来へ向かう目、様々なモンゴル軍の変化がはj〇。そしてホラムズ国の戦い方も、肉を切らせて骨を切るという戦法を取るが、半分有効で結局は、チンギスカンの首を取るところまでにはいかない。壮大な群集劇はまだ続く。
紙の本チンギス紀 14 萬里
2022/09/29 11:01
萬里
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チンギスの周りが徐々に亡くなっていく…。ムカリの一騎討ちに涙。ラシャーンの海上貿易がついにモンゴルと繋がってきたのも熱い。
紙の本チンギス紀 12 不羈
2022/01/30 17:42
不羈
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金国との戦が思わぬ展開を見せ、登場人物の世代交代も進み…盛りだくさんな巻。無名の詩人のエピソードなども印象的だったけど、一番心に残ったのは「やさしさだけでは、大きく生きられません」というラシャーンの台詞。ラシャーンらしいだけでなく、書いてるのがハードボイルド作家なだけにフィリップ・マーロウの名台詞を思い出した。
紙の本チンギス紀 11 黙示
2021/08/30 21:46
黙示
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チンギス・ハンの物語として面白く読んでいるけれど、やはり大水滸シリーズのファンとして今回は梁山湖のシーンにグッときてしまった。あの場所が出てきたのはいつぶりだろう。宋江、魯智深なんて名前が出てきたのも。「新しいものが、創り出された場所だ」「夢だけが、いつも新しい」に感無量。
紙の本チンギス紀 17 天地
2023/07/30 16:58
チンギス気最終章
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
とうとうチンギス紀最終章になってしまった。草原をかける騎馬軍団の姿を想い描き、モンゴルの国が大きな版図を得る姿を追い続けた。チンギスカンは戦闘に強く勝ち続けたのではないのだろう。戦略が優れていて、戦いそのものを過去から未来へ、そして自分のいる場所から広範囲の人々の動きを、俯瞰してとらえることができたのではないか、と思う。最後のマルガーシとの戦いは、テムジンと呼ばれたころに気持ちは戻り、闘うことができ、勝ち抜き、そして草原での人生を終えることができたと思う。
紙の本チンギス紀 16 蒼氓
2023/04/02 16:12
ホラムズ国の平定へ
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モンゴル国チンギス・カンが率いる侵略軍がホラムズ国に深く入り込み、ホラムズ国を徐々に征服していく巻デアル。チンギス・カンの戦に生きる武人としての姿勢は、侵略者そのものであるが、侵略後の民政を託す分身と言ってもよいボオルチュらの文官がいるからこそ、武人として振舞えるのだろう。モンゴル国が帝国化できた理由は、武官と文官との明確な役割分担と、戦争に向けての兵站の重厚さにあるのだろう。
紙の本チンギス紀 14 萬里
2022/07/30 18:38
ホラムズ国への侵攻
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
チンギスカンは、いよいよホラズム国に遠征する段となる。総力戦に近い遠征であるが、迎えうつホラムズ国も、帝自らの出陣であり、戦況は一進一退である。その中で、チンギスカンに身内を次々と失う悲しみが押し寄せる。死は忌むべきことではなく、恐れなければならないものではない。生と死、二つ合わせて命であり、いつでも死は傍にあるのだった。さて、この戦いの展開は、どうなるのだろうか。次作に期待が膨らむ。
紙の本チンギス紀 13 陽炎
2022/04/02 17:38
さらなる巨大帝国へ
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
チンギス・カンは、金国北部を平定したが、実情はモンゴル国への抵抗組織が生まれ、統治はなかなか進まない。西方に目を移せば、ホラムズ国が、モンゴル国に抗おうと着々と準備を進めてりう。意図せず巨大な国を創ることになったチンギスに、先はまだ見えないようだ。兵站から始め、軍を創り出すという考え方は、とても重要なことだと改めて思う。今後、どのようにさらなる巨大な帝国に仕上げていくのだろう。
紙の本チンギス紀 12 不羈
2021/11/30 08:58
チンギス紀は後半へ
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
チンギスカンは、国とは何かということを、常に考えていた男だった。モンゴルの統一後、隣国へ侵攻するが、強い抵抗にあう方面、逆襲を受ける方面があり、誇り高く猛き男たちのもとにも、老いと終わりが訪れる。その先に、新たな仕組みが生まれるのか。
紙の本チンギス紀 17 天地
2023/10/30 14:55
チンギス紀 シリーズ
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり史実からかけ離れた物語になっていました。
北方版チンギスということなのでしょう。
生きざまとういか、心構えというか、チンギスの生き方を壮大な物語で描いた本でした。
草原で生まれ、草原に帰った一人の男の物語だった。
紙の本チンギス紀 15 子午
2023/03/24 10:06
北方版チンギスですね
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
北方氏の描くチンギス歴史小説は、だいぶ、史実と違っていますが先が気になって読み進めてしまいます。
15巻までくると、主人公のチンギスがあまり出て来ず、そのほかの個性的な人物が多く紙面を割いてきています。それも、この物語の幅を広げていますね。
とうとうホラズム国との戦いに突入してきています。どうなるか気になります。
紙の本チンギス紀 16 蒼氓
2023/07/11 14:54
どこまで広がるモンゴル帝国
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラズム帝国を追い詰めつつあるモンゴル帝国。
北方版のチンギス・ハーンの物語はかなり英雄視が強く創作も多い。
元親友のジャムカには名誉ある死に方をさせるのに、ある女性の頭領にはその人格人権を無視し貶める方法をとるのが女性蔑視です。そうせざるを得なかった、となっていますがそんなことはない。変です。ただ単にそういう場面を描きたかったように見受けられます。
どうせ、北方版の創作の多いチンギス・ハーンならその辺も考えて欲しかった。一気にこの北方版への熱が下がりました。