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10件
九十歳。何がめでたい
著者 佐藤愛子
映画化決定でふたたび話題沸騰!
2017年「年間ベストセラー総合第1位」(日販・トーハン調べ)のエッセイ集が待望の文庫化。新たに本書が売れに売れた後の「怒濤狂瀾の日々」を綴ったエッセイや、旭日小綬章を受章した際の爆笑記者会見の模様、畏友・瀬戸内寂聴さんの解説を収録しています。
小学生からお年寄りまで世代を超えてゲラゲラ笑いころげる面白さで、各界の著名人も笑って泣いて大絶賛!
◎安藤優子さん
「とにかく痛快でした。言いたいこと言って、縦横無尽に切りまくる。でも不思議なくらい温かい」
◎瀬戸内寂聴さん
「彼女の表現にはユーモアがあって、笑わせますよね。全28編、それぞれ必ず1回か2回は、思わずゲラゲラ笑ってしまいました」
◎辻村深月さん
「読み終えて本を閉じ、思わずにはいられなかった。九十歳、それでもやっぱりおめでたい、と」
◎又吉直樹さん
「本を読んで、久しぶりに笑いました!」
2018年に亡くなった落語家・桂歌丸さんは「この本は年寄りの教科書。佐藤さんの“角張った生き様”は老い先短い自分がどこに向かうか考える上で、とても参考になりました」と仰っていました。
※この作品は単行本版として配信されていた『九十歳。何がめでたい』 の文庫本版です。
増補版 九十八歳。戦いやまず日は暮れず
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九十八歳。戦いやまず日は暮れず
2021/08/13 13:21
面白い
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い。すいすい読める。
筆者は大正生まれで、戦争を生き抜いて来た人だが、その感性が非常にいい。
筆者は誠に常識人である。
「釈然としない話」だけでもこの本を買った意義があるというものだ。
また、「昼」「読む」「売る」など、戦後に改悪されてしまった漢字が、正漢字で書かれているのもよい。
2024/07/18 14:32
私はあと40年
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルでは「九十八歳」となっているが、2024年7月現在で百歳だとか。
先日、還暦を迎えた私は、あと40年もかかるわけだ。
本を読む限りは、お元気そうに見える愛子先生だが、本当にお疲れのようで。
それでも読者を楽しませようとする文体に、先生の人柄が現れている。
この本の後半は、様々な方々との対談などが掲載されており、エッセイ自体は半分強くらいのボリューム。
でも、この歳で、若い方々とウィットに富んだ対話ができるというのは、やはり驚くべきことである。
先生にこれ以上、書くことを望むのは酷なのかもしれないので、今後は対談でもいいから愛子節を聞かせて欲しいものだ。
2024/07/05 08:18
愉快痛快
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう何十年にも前になるが、姉の『nonno』に掲載されていた『娘と私の時間』を読んでファンになった。
と言っても、小説の方は読んだことないですが(スミマセン)。
その後も「娘と私」シリーズを読み続けたが、以降、ぱったりと途切れてしまった。
だから、今作は本当に久しぶり!
キレのいい文章と愉快なエピソード(ご当人にとっては腹立たしい出来事と思うが)の数々。
今は、こんなこと言ったり書いたりしたら炎上するんじゃないか?なんて気を使わなければいいけない世の中だが、そんな斟酌は一切せず、けしからんものはけしからんと言い切ってしまうところが痛快である。
これは長年生きてきて、色んな経験をした人の特権だろうな。
まあ、実際近くにいて、年中文句を聞かされていたら嫌かもしれないが、本で読む分には面白さの方が勝る。
続けて『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』を読書中。