- みんなの評価
2件
震災三部作
著者 真山 仁
希望を探せ――
神戸と東北 二つの被災地をつなぐ震災三部作・第1弾
2011年5月、東日本大震災の爪痕が残る小学校に、神戸から赴任した応援教師、小野寺徹平。
彼は子どもたちと触れ合うなかで、被災地が抱える問題と向かい合ってゆく。
それでも、陽は昇る
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
それでも、陽は昇る
2023/02/23 21:38
被災した人たちの生活
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
阪神淡路大震災と東日本大震災の被災者の、今の生活や心を考えさせられる。本当の復興とは何なのか、ボランティアや募金することで私は満足していたことに、気づかされた。インフラ整備と同時に進めなければならないことをしっかり考え続けていく必要がある。
それでも、陽は昇る
2021/03/13 22:22
重いね
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Masaru_F - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう10年経ったのか、という思いと、こういった本を読むと何も変わっていない、まだまだやることが多いんだという思い。個人的には、声高に主張されると少し引いてしまう部分もあるが、このトーンで迫られると胸に響きますね。
それでも、陽は昇る
2021/08/26 10:18
まだまだ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
震災もの3部作の3作目となる。舞台は東日本大震災後10年経過した時点、兵庫県と宮城県の間で物語が進展してゆく。2021年まで時が進み、被災地の復旧復興の話題が展開されている。ハードの復旧・復興はよくできているように見えるが、その実、地域のコミュニティの再興や人の心の復興は遂げていないか、よくわからないというのが多くの実情のようだ。目には見えない、成果が判断しにくい、まとめがしにくい等のことからか行政側の説明も心許ないように思える。某県のおよそ10年もかけた高い防潮堤と高台移転の併用策は本当に妥当だったのか。build back betterとはどういうことなのだろうか。
物語の終わりはSNSで失敗談を募集する主人公の姿で終わる。震災の伝承は重要な課題だが、これぐらいしかないのかと首を傾げる反面、これぐらいしかないのかなとも思う。物語はまだ続くということか。