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4件
弱者の戦略(新潮選書)
著者 稲垣栄洋
海洋全蒸発や全球凍結、巨大隕石の衝突など、地球環境が激変しても多くの生命はしぶとく生き残り続けてきた。そして今でも、強者ではない動植物などはあらゆる方法で進化し続けている。群れる、メスを装う、他者に化ける、動かない、目立つ、時間をずらす、早死にするなど、ニッチを求めた弱者の驚くべき生存戦略の数々。
弱者の戦略(新潮選書)
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2022/06/12 20:24
生き物の生存戦略
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
一見、弱者に見える生き物たちが自分のニッチの中でナンバーワンになっている(ナンバーワンでないと生き残れない)ことからさまざまな戦略が語られていて面白い。他種より過酷な環境に進出したり活動時間を夜にずらしたりなど競争を避けることで生き残る様が興味深い。
弱者の戦略
2015/12/30 19:21
シンプルで楽しい良書
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルどおり、弱者の生存戦略が羅列されている本なので、面白くなるには著者の腕が必要。その点でも及第点。語り口も上手いし構成も考えられている。欲を言えば、人間への応用や、真新しい新事実などが欲しかった。
弱者の戦略
2021/05/15 22:26
決して弱者ではないということを気づかせてくれる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
弱者とは主に植物ということになっている。植物は、動けないし、具体的に脅すこと、つまり、自分の意思を表すことができない。表すことがないから、研究しないことには、植物の意思を知ることはできない。しかし、植物は決して弱者ではないということを気づかせてくれる作品だ。
『強い者は単純に、弱い者は複雑に』と『強い生き物が生き残るのではく、生き残ったものが強い』が私の心に刺さりました。そして、この作品で言われる弱者はこの文言を誠実に実行しているということだ。