- みんなの評価
4件
少年ゲリラ兵の告白―陸軍中野学校が作った沖縄秘密部隊―(新潮文庫)
著者 NHKスペシャル取材班
太平洋戦争で国内最大の地上戦の舞台となった沖縄。そこに敵を殺し、友の死を目の当たりにした10代の少年達の部隊があった。陸軍の情報機関により沖縄本島北部で組織された約千人の遊撃隊(ゲリラ戦部隊)=「護郷(ごきょう)隊」は、どのような環境に置かれ、米兵を相手にいかなる戦闘を強いられたのか。戦後70年を経て、生存者が重い口を開いて語る戦場の悲惨な真実! 『僕は少年ゲリラ兵だった』改題。(解説・仲村清司)
少年ゲリラ兵の告白―陸軍中野学校が作った沖縄秘密部隊―(新潮文庫)
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
少年ゲリラ兵の告白 陸軍中野学校が作った沖縄秘密部隊
2021/01/30 19:36
かんたんにふみにじられる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
三上智恵『証言沖縄スパイ戦史』 集英社新書 という本の
内容と密接に関連しています。
どちらから読むか、悩ましいところですが、
両方読むと、よりわかりやすいのは確かです。
こちらが短いので、これを読んでから、あちらを読むと読みやすいかもしれません。
戦争になると、国家は国民を人として見るのではなく、戦力としてしか計算しない。個々の尊厳も人権も、戦争という目的の前では、かんたんにふみにじられる。
そういうことがひしひしとわかります。
少年ゲリラ兵の告白―陸軍中野学校が作った沖縄秘密部隊―(新潮文庫)
2024/06/28 21:01
国家の罪
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の命を奪う戦争は人権侵害に違いないが、国家が自国の子どもたちを戦場に駆り出し、地獄に放り込むとは、どれだけひどいことをするのだろう。
本書はNHKスペシャルの書籍が更に文庫化されたもの。
「隣国の脅威」があおられ「平和のために」との言葉で軍拡する今、知っておくべき戦争のリアルがある。三上智恵さんの「沖縄スパイ戦史」と合わせて読まれたい。
少年ゲリラ兵の告白 陸軍中野学校が作った沖縄秘密部隊
2021/08/17 05:38
強制徴用
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
沖縄戦がいかに過酷だったかを物語る一面。テレビ番組の補足的ノンフィクションである。沖縄だけでなく本土上陸戦も同じように用意された少年兵の実態が浮き彫りに。本人たちの証言が痛々しい。