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8件
謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)
著者 高野秀行
ミャンマー奥地で遭遇した、納豆卵かけご飯。日本以外にも納豆を食べる民族が存在することをそのとき知った。そして著者は探求の旅に出る。ネパールでは美少女に導かれ、湖南省で味噌との関係に苦悩。東北秋田で起源について考える。“手前納豆”を誇る人びと。夢中で食べた絶品料理。愛する食材を追いかけるうちに、アジア史までもが見えてきた。美味しくて壮大な、納豆をめぐる冒険の記。(解説・小倉ヒラク)
謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)
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2020/09/18 23:10
納豆侮るべからず
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみべ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の納豆の知識をこどごとく粉砕してくれた画期的な本。納豆の元祖は水戸→×源義家が納豆の発祥→×・・・。特に日本だけかと思っていた納豆が東南アジアでも食されていたこと、またその作り方や料理、調味料として使われていることも驚きだった。手前味噌ならぬ手前納豆というのもなるほどなと思わせた一冊。
謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉
2021/04/30 17:43
納豆という食べ物を巡るノンフィクション作
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:文学少年A - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本にはいつ納豆があっただろうか・・・と兵庫県のジュンク堂書店で購入し、1年くらい積読して、今年(令和3年)に読書開始。ほかの本も読みつつページをめくっている。ちなみに単行本版も持っていて、内容はほとんど変わらない。作者の探求心もさることながら実際に納豆づくりの現場から作者が実際に納豆を自作する行動力は到底真似出来ない。
謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉
2020/11/18 19:29
手前味噌ならぬ、世界の「手前納豆」を探した旅行記
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
当たり前だが、本書はどこを開いても「手前納豆」と、それを作る人と、その人と、その「納豆」とに、著者が出会うまでの不思議な縁を、いくつも描いている。 それが、なかなかの、ある種のスリルが有り、読む側をあきさせない。 また、結果的に「納豆から見た民俗学」になっている。
旅行記と、納豆が好きな人には、おすすめの一冊。