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13件
君が夏を走らせる(新潮文庫)
著者 瀬尾まいこ
ろくに高校に行かず、かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、ある日先輩から一本の電話が入った。聞けば一ヵ月ほど、一歳の娘鈴香の子守をしてくれないかという。断り切れず引き受けたが、泣き止まない、ごはんを食べない、小さな鈴香に振り回される金髪少年はやがて――。きっと忘れないよ、ありがとう。二度と戻らぬ記憶に温かい涙あふれるひと夏の奮闘記。(解説・あさのあつこ)
君が夏を走らせる(新潮文庫)
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君が夏を走らせる
2021/05/10 16:17
大好きな作品になりました
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うどん - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀬尾さんの作品は読み終えると愛おしい気持ちでいっぱいになります
あと少し、もう少しを数年前に読んで瀬尾さんファンになった私は大田くんにまた出会えると知って大歓喜!すぐに買ってしまいました
読み終えてから何かうまいこと言葉にしたく衝動的にレビューを開きましたが、本を読んでいて初めて涙が出た、ということしかうまく伝えられません。読み終えた今でも、どこかで大田くんが走っているんじゃないかな、鈴香が笑っているんじゃないかな、なんて思ってしまいます
こんなにも切なくて愛おしい夏のお話をありがとう。大切な本になりました
君が夏を走らせる
2020/10/30 16:32
こんなにも優しい物語があっただろうか
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
金髪にピアスでふらふらしている高校生ヤンキー大田君と、先輩の幼い娘、鈴香ちゃんとの子育て奮闘記。子育てを通して、自分のやるべきことが見つかったかな。ヤンキー大田君、頑張れ!って応援したくなる。大田くんと鈴香ちゃんのやりとりが切なくてあたたかい。なんてまっすぐな物語なんだろう。大田くんにとって忘れられない夏になったように、鈴香も同様、忘れられない夏になっただろう。夏ってちょっぴり切ない。何とかひと夏を乗り切ろうとする16歳の出会いと別れの物語。駆け抜けるようにページをめくっていた。『君が夏を走らせる』の主人公・大田くんは『あと少し、もう少し』で2区を走った大田くんです。お話は独立しているのでどちらから読んでも十分楽しめますが、ぜひ2冊合わせて楽しんでください。
2025/04/27 10:45
かわいい子と高校生
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生が、1才数ヶ月前の子守りをする。だんだん子どもに愛着がわいてきて、子ども第一になっていくのが、すごくかわいいと思う。そして、なんかちょっとハラハラする。元気いっぱいである。