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4件
せき越えぬ(新潮文庫)
著者 西條奈加
東海道箱根の関所には、曰くありげな旅人が訪れる。離縁され故郷に帰る女。江戸から夜逃げをした夫婦……。実直な番士武藤一之介は、親友の騎山市之助から関所に関する法外な依頼をされる。一之介は逡巡するも決断する。友の人生の岐路に際し何もしないのは裏切りも同然。たとえこの身に害が及んでも必ず友を助けなければならない――。関所をめぐる人間ドラマを描いた圧巻の人情時代小説。(解説・末國善巳)
せき越えぬ(新潮文庫)
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2025/01/01 11:21
小役人とかお役所仕事とか
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだか、昔からそういうのってあったのかと。
本筋じゃないところで、考えてしまった。
豆腐屋さん、うまくいくといいな。
せき越えぬ
2022/01/09 18:20
どこか切ない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
惚れた女も友人もある男性に取られた?武一がちょっとかわいそう。
武一としては「背中を押して見送った」と言いたいところかな?
どのみち切ない。
せき越えぬ
2021/10/17 16:38
箱根の関所の物語
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
箱根関所を舞台に、関所の役人、そして関所を超えようとする人々のドラマを、連作で描いた物語。主人公の武一と呼ばれる関所役人が、様々な人情ドラマに遭遇するわけだが、彼の律儀で一本気な生き様が、ほのぼのとしていながら、高潔でまぶしい。どれだけ深刻な場面に遭遇しても、明るく前向きに生きようとする姿は、勇気を与えてくれる。己を少しづつ曲げながら丸くなり、歳を取るわけだが、生まれ持った芯だけは曲げてはいけないのだ。