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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 5件

私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

著者 三浦しをん

私は、彼の何を知っているというのか? 彼は私に何を求めていたのだろう? 大学教授・村川融をめぐる、女、男、妻、息子、娘――それぞれに闇をかかえた「私」は、何かを強く求め続けていた。だが、それは愛というようなものだったのか……。「私」は、彼の中に何を見ていたのか。迷える男女の人恋しい孤独をみつめて、恋愛関係、家族関係の危うさをあぶりだす、著者会心の連作長編。(解説・金原瑞人)

私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

税込 605 5pt

私が語りはじめた彼は(新潮文庫)

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.8

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

私が語りはじめた彼は

2007/10/07 19:01

私が語りはじめた本は

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

同じことを作中でくり返しているのに、一つ一つが面白く、しかもさら~っと読ませるので飽きさせない、それが三浦氏だ。一人の大学教授「先生」という軸があり、その軸を中心に家族と教え子と女達とが交錯し、それぞれのドラマを繰り広げている。一つ一つ独立して読んでも面白いこの作品だが、一人の人間を軸にすることで一つの大きな流れ・主題に必ず行き着くようになっている。

村上教授という愛を求めて止まないサミシイ男がいた。彼は何人もの女と恋仲になり、不倫をし、人妻を離婚させて再婚もした。
彼の妻は「私の痛みは私だけのもの・・・誰にも犯されることのないものを、私はようやく、手に入れることができたのです」と呟く。
離婚を申し出た彼女はきっと生涯再婚しないし村上以外を愛しはしないだろう。この世で一番醜く美しい結晶、と彼女が自負するそれを、彼女は手に入れたという。彼女は自分の醜いまでにさらけ出して愛したその心、執着を、彼を語ることで手に入れた。

彼の被害に遭った立場である人妻の夫は、信じていた円満家庭があっさり壊れ愛も何もかもが永遠でないことを悟る。どんなものにも永遠は無くいつかは土に返るのみという「この世界を支配する無情の法則」に身をゆだね、それでも変わることなき永遠の愛を求め続ける「さびしくて繊細な人」村上(=先生)は、こちらからすると哀れで愚かな男になってしまう。

そして彼の息子や村上の再婚相手の連れ子たちには陰鬱な人生が展開する。
それはまるで彼の行動のツケが回ったかのようだ。
両親の離婚から「在りし日の家族の形にとらわれたまま冷凍保存されて」しまった村上の息子は、世界の終わりを夢見続けていたが、椿という友人を得、彼の言葉によって愛された日の記憶、幸せだった家族の記憶を確かに認め、幸せを掴むことが出来た。

誰もが自分を語り、彼を語り、語られ語ることで自分の存在を確立している。自分がここにただ一度、君と生きているのだということを聞いて欲しい。語って欲しい。「きみの話を聞かせて欲しい」そう、願うのだ。

私はこの物語が好きだ。
今ここに生きていることを、永遠なんぞくそくらえ!と思いつつ語りだしたいとそう願う。

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うつろ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「私」が語る物語の中に出てくる村川という名の男は何者か? しかし村川は決して姿を現さない。登場人物たちの人生を動かし、心を乱したにも関わらず。人の個性は魅力的だから他人に影響を及ぼすとは限らない。

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私が語りはじめた彼は

2015/10/14 13:09

まわりを巻き込んで

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

しをんさんは七変化だ。「あの家に暮らす〜」のような滑稽さを求めて開いてみたらば全然違う!!連作長編。「予言」から「水葬」への流れが好き。謎が謎のまま次の話になってしまっている。そこがいい。市川律とほたるの関係も悪くない。呼人、椿、ほたる、律、伊都など、名前のセンスも光ってる。村川教授と呼人との会話、教授の人柄が垣間見える瞬間。中心人物であるはずなのに、表にはでてこない陰の存在なんだよね。結局、村川教授はどんな気持ちで一生を過ごしたのかな。幸せだったのかな。好きなことして、幸せだったんだろうな。きっとね。

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