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荒地の家族

著者 佐藤厚志

元の生活に戻りたいと人が言う時の「元」とはいつの時点か――。40歳の植木職人・坂井祐治は、あの災厄の二年後に妻を病気で喪い、仕事道具もさらわれ苦しい日々を過ごす。地元の友人も、くすぶった境遇には変わりない。誰もが何かを失い、元の生活には決して戻らない。仙台在住の書店員作家が描く、止むことのない渇きと痛み。

荒地の家族

税込 1,870 17pt

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みんなのレビュー8件

みんなの評価3.4

評価内訳

荒地の家族

2023/05/18 15:53

あの日のことを忘れない

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第168回芥川賞受賞作。(2023年)
 作者の佐藤厚志さんが仙台で書店員でもあるということは、受賞後の報道から知られている。
 前作『象の皮膚』は、2011年3月に起こった東日本大震災直後の書店での様など実にリアルに描かれていて読み応えがあった。
 今回の受賞作も東日本大震災で大きな被害のあった仙台の海沿いの街で暮らす男とその周辺の人たちを描いて、深い感動を持たらしてくれる。
 戦争にしろ天災にしろ大きな厄災があった時、死んでいく者と生き残る者が生まれる。
 そのことはやむをえないが、生き残った者となった時、その人にはどうして自分が生き残ったのかという悔悟が生まれることほどつらいことはない。
 作品の中にこんな一節がある。
 「生者は時に闇をかき分けてでも失った人を感じたくて、すがるように光を追いかけて手を伸ばす。」
 この作品こそ、佐藤厚志さんが伸ばした手かもしれない。

 芥川賞選考委員の一人、吉田修一氏は「読後、胸に熱いものが込み上げてきた」と書いているし、それは多くの人の読書後の感想であるかもしれない。
 その一方で、島田雅彦委員の「美談はしばしば、現実のネガティブな部分も隠してしまう」という言葉をおろそかにすべきではない。
 それでも、佐藤さんには大きな厄災を経験した当事者として、臆せずあの日とあの日に続く有り様を書いてほしいと思う。
 あの日のことは忘れてはいけないのだから。

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荒地の家族

2023/09/18 08:27

ラストシーンは圧巻

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る

直接的な被災者により、生活や人生そのものを破壊してしまったあの災害は「災厄」と表現される。町は物理的に復興しても、人の心は元に戻れない。人生の閉塞感は被災者であろうとなかろうと誰にでも付きまとう。人生の様々な場面を後悔と共に振り返りながらも、どこか自分事として腹落ちしていなかった(ように見える)主人公が、感受性の強さから悲劇を引き起こした友人から毒を受け、少し前向きな心境となるラストには、心を揺さぶられました。

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荒地の家族

2023/03/10 22:03

防波堤は人の心まで守ってくれない。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る

あの災害はたくさんのものを奪っていきました。

復興しつつあると言っても、人の心は
そう簡単には癒されません。

大勢のうちのひとりにすぎなくても
そのひとりは誰かのかけがえのないひとり。

防波堤を見つめる主人公の描写が何度も出てきますが、
この防波堤ができあがったからといって
あの災害の記憶が思い出されるだけなのかもしれません。
何を守ってくれる防波堤なのか、
主人公の心は守ってくれない。

言いようのない辛さと、それでも懸命に生きる人々の姿が描かれています。

風化しつつある今、もう一度、今度は自分の身に降りかかるかもしれないという警鐘を鳴らしてくれるような作品でした。

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