- みんなの評価
7件
悲しみよ こんにちは(新潮文庫)
著者 フランソワーズ・サガン , 河野万里子/訳
セシルはもうすぐ18歳。プレイボーイ肌の父レイモン、その恋人エルザと、南仏の海辺の別荘でヴァカンスを過ごすことになる。そこで大学生のシリルとの恋も芽生えるが、父のもうひとりのガールフレンドであるアンヌが合流。父が彼女との再婚に走りはじめたことを察知したセシルは、葛藤の末にある計画を思い立つ……。20世紀仏文学界が生んだ少女小説の聖典、半世紀を経て新訳成る。(解説・小池真理子)
悲しみよ こんにちは(新潮文庫)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2024/10/29 18:58
美しい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
青春の美しさともろさと残酷さが夏の強い日差しの下であらわにされる感じがすごく好き。
古さを感じない内容です。
悲しみよこんにちは
2024/05/28 00:16
フランスっぽい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初のサガン作品。新潮文庫のプレミアムカバーを購入。
最後まで読んでみて、サガンに本名を使わせなかったという、父親の気持ちが分かった気がする。
大人びた少女セシルがシリルやエルザを利用して、父レイモンとアンヌと別れさせようとする姿に、浅はかだと思うと同時にまだ17歳の少女なのだなと感じた。
父娘はこれから先も表面的には軽く生きていくのだろうが、セシルは心の奥底で無意識のうちにアンヌの死を引き摺っていくのだろうと思うと悲しくなった。
悲しみよこんにちは
2023/12/17 15:02
結局、何だったのだろう。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
本を知って何十年も経て、やっと読んだ。
しかし、さっぱりわからない。
読み返したら納得するという小説でもなさそうだ。
それぞれの登場人物の虚無感ばかり感じられた。
サガンが描いた当時のフランスでは、こういう人たちがはびこっていたのだろうか。