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9件
中東大混迷を解く
著者 池内恵
いまや中東の地は、ヨーロッパへ世界へと難民、テロを拡散する「蓋のないパンドラの箱」と化している。列強によって無理やり引かれた国境線こそが、その混乱を運命づけたとする説が今日では主流だ。しかし、中東の歴史と現実、複雑な国家間の関係を深く知らなければ、決して正解には至れない。危機の本質を捉える緊急出版!
【中東大混迷を解く】 シーア派とスンニ派(新潮選書)
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2024/09/16 08:34
宗派対立はあるのか
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
中東の混迷の原因に宗派対立が挙げられるがそれが真の原因なのか、世俗的な対立が宗派対立に粉飾されているのか両方の見方をやめてどちらとも言えない(どちらとも言える)複雑な事象を説明されている。
【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛(新潮選書)
2024/09/15 17:08
サイクスピコ協定以後の中東
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
今の中東問題はサイクスピコ協定に求められがちだがそう単純に語るのではなく100年前から現代まで何があってどんな問題が生じているのかが分かりやすく記述されており理解の助けになる。
サイクス=ピコ協定百年の呪縛 中東大混迷を解く
2023/11/01 09:16
国民国家は自明のことではない
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ガザのハマスがイスラエルに攻撃を仕掛けた今、事態を理解するために急ぎ読んでみた。なんとなくわかった気にさせるところはなかなかの本である。しかし感銘を受けたのは、本前半の大国間の手前勝手な密約の話ではなく、後半の民族とは とか難民や民族浄化の話である。日本は人手不足対策として、どんどん外国人を入国させようとしている。混迷しているヨーロッパ諸国のマネをしようとしているような危うさを感じてしまう。
中東の混迷や争いをずっと見ていると、宗教というものは人類に対して益よりも害をより多くもたらしてきたのではないかと思ってしまう。