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資治通鑑
『資治通鑑』は11世紀なかば、北宋の皇帝英宗の詔により編纂された編年体の歴史書である。中国の戦国時代から北宋建国前年に至るまで1362年間にわたる歴代君臣の事績をまとめた本書は、「治を資(たす)く」という書名の示す通り統治者が参照すべき書として、『貞観政要』と並び政治家や学者の読むべきものとされた。294巻にのぼるこの膨大な『通鑑』のなかから、本文庫では後漢の「党錮の禁」、南北朝時代に勃発した「侯景の乱」、そして大唐帝国を揺るがした「安史(安禄山)の乱」を綴った巻を収録。権力者たちのたくらみが交錯するドラマが流麗な訳文で蘇る。
資治通鑑
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資治通鑑
2020/04/11 15:41
中国古代の権力者たちの戦略が交錯すドラマが描かれています。
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、中国北宋の司馬光が1065年の英宗の詔により編纂した編年体の歴史書で、『温公通鑑』とも呼ばれているものです。1084年に成立したと考えられており、全294巻からなる大書です。原書に収められた範囲は、紀元前403年(周の威烈王23年)の韓・魏・趙の自立による戦国時代の始まりから、959年(後周世宗の顕徳6年)の北宋建国の前年に至るまでの1362年間ですが、同書(同文庫)では後漢の「党錮の禁」、南北朝時代に勃発した「侯景の乱」、そして大唐帝国を揺るがした「安史の乱」を綴った巻のみが収録されています。ぜひ、同書を読まれて、権力者たちの戦略が交錯する中国古代のドラマを楽しんでみてください。
資治通鑑
2022/06/14 05:16
抜粋
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
当然ながら一冊の本纏まるような文量ではないわけだが編集の仕方で魅力的価値も変わる。全体の縮小版ではなく編者のつまみ食い的な内容なので全体像がつかみづらい。現代文も役ではなく注釈を交えた内容となっている。