- みんなの評価
11件
現代ロシアの軍事戦略
著者 小泉悠
冷戦後、軍事的にも経済的にも超大国の座から滑り落ちたロシアは、なぜ世界的な大国であり続けられるのか。NATO、旧ソ連諸国、中国、米国を向こうに回し、宇宙、ドローン、サイバー攻撃などの最新の戦略を駆使するロシア。劣勢下の旧超大国は、戦争と平和の隙間を衝くハイブリッドな戦争観を磨き上げて返り咲いた。メディアでも活躍する異能の研究者が、ウクライナ、中東での紛争から極東での軍事演習まで、ロシアの「新しい戦争」を読み解き、未来の世界情勢を占う。
現代ロシアの軍事戦略
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2022/04/10 15:56
軍事的なことは不案内だけれど
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく読みやすくて、わかりやすくて助かります。しかも、すごく興味深い内容ばかりで。残念なタイムリーになりましたが、こういう専門書があって幸運でした。
現代ロシアの軍事戦略
2024/05/26 20:53
ある意味、ウクライナ侵攻の預言書。ロシアの軍事思想を知る上でも役立つ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:瀬戸内在住の猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本、ロシアのウクライナ侵攻の前年に出版された本だが、内容的に2022年のウクライナ侵攻を預言したかの様な内容になった。
それと言うのも、当時分かる限りでロシアの軍事戦略を分析したからで、その点では現在でも充分参考になる。
ロシア軍が核戦力を実戦使用する事を前提条件として戦略を練っている事も分かるので、今後のロシアとウクライナの戦争を分析する上でも有用だろう。
現代ロシアの軍事戦略
2022/10/17 09:20
リアリスティックで冷静に、ロシア観点での考えや軍事状況がわかります
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
出版されたのは2021年ですが、2022年のロシアのウクライナ侵攻までの経緯や、ロシア側からの観点での思いなどまでもわかる、冷静な分析を事実に基づいて書かれています。情報戦の意味と、それでも昔からの強制力を持つ軍事的な能力の重要性が決して減じているわけではないことなどもよくわかります。
侵攻後に起きていることの分析や解釈などについても、読みたくなります。