電子書籍
「人それぞれ」がさみしい ――「やさしく・冷たい」人間関係を考える
著者 石田光規
人づきあいをしなくても回る社会ができあがっていった中で、不安定なつながりを維持するべく変化したコミュニケーション、それでも「人それぞれ」では片付けられない問題、引き起こされる分断と対立を見ていくとともに、「人それぞれ」のその先を模索する。
「人それぞれ」がさみしい ――「やさしく・冷たい」人間関係を考える
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紙の本「人それぞれ」がさみしい 「やさしく・冷たい」人間関係を考える
2022/02/20 11:46
今の時代への切実な警鐘
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今の時代に非常にタイムリーな内容の一書です。
『人それぞれ』とは巷間でよく使われる言葉でありよく聞く言葉です。現代は個人主義・個人の尊重が取り沙汰され、肯定的に捉えられている風潮があり、ある程度は寧ろ好ましいと思いますが、一方で猫も杓子も『人それぞれ』は、ちょっと行き過ぎに感じます。
本書ではこの『人それぞれ』の例を数多く紹介し、個々に洞察しています。絶対的に否定は出来ないものの、その弊害を的確に説諭してあり、共感を覚えます。
世知辛い時代趨勢において、他人との距離感や考え方の受け入れについて、しっかりと考えさせてくれる良書でした。
電子書籍「人それぞれ」がさみしい ――「やさしく・冷たい」人間関係を考える
2023/01/07 19:27
人それぞれ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
良かったです。人はそれぞれとは思っていてもなかなか……。でも、それを肯定して、なおかつ、こんなふうに解説してもらうと嬉しくなりました。頑張っていこうという前向きにもなれたし。
紙の本「人それぞれ」がさみしい 「やさしく・冷たい」人間関係を考える
2022/02/08 16:46
人間関係を歴史で見る内容です
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間関係について、今と昔ではどう違ったかなど、歴史を用いて見てみる内容です。
人間というものの心理的脆さについて、大学院教授の著者が的確に示した1冊です。
電子書籍「人それぞれ」がさみしい ――「やさしく・冷たい」人間関係を考える
2022/08/29 11:05
違う視点の大切さ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒグラシカナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「人それぞれ」はずっと、良い意味で使っていた。
少なくとも自分は相手を、個を尊重する意味でした。
でも、そうではない視点や考え方に触れて、もう一度
「人それぞれ」を考えようと思いました。
自分と異なる視点を知ることは、とても大切です。
読めて良かったです。
紙の本「人それぞれ」がさみしい 「やさしく・冷たい」人間関係を考える
2022/03/25 17:34
人それぞれを多用する自分に新しい発見
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:モアイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あ〜面白かった。僕も会話でよく、まぁ人それぞれだよねって使う。使うというか、世の中的にその言葉を使わされている感じはずっとしてたから、題名を読んだ途端欲しい!と思った。何か解決策を考える時に、まぁ人それぞれだからって言いがちだけど、そういう自分にも新しい考えを得れることができた本。日本人はディスカッションが苦手って言われるのも、集団的気質?のせいなのかな。