- みんなの評価
16件
52ヘルツのクジラたち【特典付き】
著者 町田そのこ 著
2021年本屋大賞第1位。待望の文庫化。
【文庫化特典 スペシャルストーリー】
町田そのこさんの書き下ろし小説付き
52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一匹だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。そ
のためこの世で一番孤独だと言われている。
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる――。
〈解説〉内田剛
52ヘルツのクジラたち【特典付き】
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52ヘルツのクジラたち
2023/05/29 15:48
寂しい
9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
みんなホントはひとりぼっちで寂しいのですね。
でも、その寂しさや悲しさが力になる時があるんだって、勇気を頂きました。
52ヘルツのクジラたち
2023/11/20 23:47
一気読みで寝不足
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
就寝前に読み始めたのが間違いでした。どうしても途中で止められずに一気読み。
私自身は本作で描かれているような状況にはいません。だから安穏と日々を送っていて、街中で発せられている52ヘルツの声を聞き漏らしているのかもしれません。またその一方で、私も52ヘルツのクジラで、私の声は周りに人に本当は届いていないのかもとも。
52ヘルツのクジラたち
2023/12/04 10:01
タイトルの意味が切ない
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋大賞を受賞した作品、私はこの賞を受賞した作品はみんな読むことにしている(一部、どうしても読みたくない嫌いな作家のものは除く)、タイトルの52ヘルツってどういう意味があるのだろう、どうしてクジラではなくてクジラたちなのだろうと、疑問をもちながら読み始める、そうか、そういうことだったのか、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴くクジラ、それは主人公のことだと思っていたら、「ムシ」と呼ばれて母に虐待されている少年や、「魂の番(つがい)」だったアンさんも52ヘルツのクジラだった、アンさんのことを思うとたまらなく切なくなってくる、主人公の小学校時代の担任教師、こういう人は結構いると思う、マニュアルどおりに行動するだけ、それで傷つくこどもがいるとは決して思わない人、こういった大人が子供に大人に対する不信感を植え付けていく