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六国史―日本書紀に始まる古代の「正史」
著者 遠藤慶太 著
奈良時代から平安時代にかけて編纂された歴史書「六国史」。七二〇年に完成した日本書紀から、続日本紀、日本後紀、続日本後紀、日本文徳天皇実録、日本三代実録までを指す。天地の始まりから平安中期の八八七年八月まで、国家の動向を連続して記録した「正史」であり、古代史の根本史料である。本書は、各書を解説しつつ、その真偽や魅力を紹介。また、その後の紛失、改竄、読み継がれ方など、中世から現代に至る歴史をも描く。
六国史―日本書紀に始まる古代の「正史」
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六国史 日本書紀に始まる古代の「正史」
2020/10/18 18:35
六国史の歴史
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本書紀から日本三代実録までの六国史がどのように編纂されてきたかどのように写本が受け継がれてきたかについて書いた本。六国史の後に正史が編纂されなくなった理由として行事を行う前例を六国史で見ていたのが朝廷での役柄が家格によって固定されたことで各公家が書いた日記が前例を参照する役割を代替するようになったという指摘が面白かった。
六国史 日本書紀に始まる古代の「正史」
2018/05/25 07:01
日本古代史
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文献から探る日本史解説はあまりなかったように思う。有名な書物だがはっきりと解説したものがなく参考になる。
六国史 日本書紀に始まる古代の「正史」
2023/11/19 17:51
六国史
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
単に六国史の解説だけにとどまることなく、資料同士の突合せなどから推測したり、合理的な考えを示したり、と史料批判の一端も見せてくれる。想像したよりも何倍も買ってよかったと思える本だった。