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27件
神去なあなあ日常
著者 三浦しをん
平野勇気、18歳。高校を出たらフリーターで食っていこうと思っていた。でもなぜか三重県の林業の現場に放り込まれてしまいーー。携帯も通じない山奥!ダニやヒルの襲来!勇気は無事、一人前になれるのか……? 四季のうつくしい神去村で、勇気と個性的な村人たちが繰り広げる騒動記!林業エンタテインメント小説の傑作。
神去なあなあ日常
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神去なあなあ日常
2012/11/02 12:15
森と生きる物語・・・おもしれー
10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Fukusuke55 - この投稿者のレビュー一覧を見る
フリーター、もしくはニートへの道まっしぐらだった横浜育ちの平野勇気18歳。彼が飛び込んだ・・・いや、放り込まれた職場は三重県の林業の現場。
いまどきの18歳 勇気の目に映る四季の美しさ、自然と共生し対峙する職場や神去村の人々、神への畏敬の念。それは清々しく、荘厳ですらある。
時間がゆっくりと流れていく神去地区の姿と勇気の成長は、何よりも力強く「生命」を感じさせてくれる。
中村林業の人々や神去村の人々(+ノコという犬)、そして山の神が勇気を受け入れたのは、彼が「真っ白」だったから。すすけた大人は、いちど身に付いた煤をそそいで真っ白になる必要があるから、こうはいかない。
中村清一さん(勇気の雇い主)の視点で、サイドストーリーを読んでみたい。
・・・オビのキャッチじゃないけれど、「ホントにおもしれー」
2017/08/14 04:45
面白い
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
だらだら高校生だったコがいきなり僻地の真剣な生活に放り込まれる、という出だしは割とよくある感じでしたが、林業の厳しさ、地方の因習などが面白かった。それに、神去って実在する場所なんですねえ。過疎化が進んだ場所が舞台でしたが、少子化がここまま止まらなければ、日本のどこでもこんな感じになっちゃうのかなとおもいました。
神去なあなあ日常
2016/12/05 08:55
日本のド田舎”神去村”で現代っ子のユウキが奮闘!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、三浦しをん氏の長編傑作です。我が国のド田舎ともいえる神去村に半強制的に就職させられた現代っ子のユウキ。最初、この何もない田舎の林業がいやでいやでたまりませんでした。隙があれば村を逃げ出すことばかり考えていましたが、やがて、神去村にまつわるいろいろな神事やそこでの人々との触れ合いを通して、一歩ずつ村人の仲間入りができてきたことに気づき、神去村とそこの村人たちが好きになっていきます。現代っ子の精神的な成長を描いた感動的長編です。