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9件
傍聞き
著者 長岡弘樹
娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心動かされる「傍聞き」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。女性の自宅を鎮火中に、消防士のとった行為が意想外な「899」。巧妙な伏線と人間ドラマを見事に融合させた4編。表題作で08年日本推理作家協会賞短編部門受賞!
傍聞き
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傍聞き
2014/12/07 23:25
下手な大作よりも遥かに良くできた短編集
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
一編読み終えるのに30分も掛からない短編4本で
構成された作品集ですが、じつに良くできています。
過剰な描写はそぎ取り、何度も練り直し
選び抜いたであろう言葉だけで作られた物語だということが
各話のオチで判ってきてあるいみ心地よいです。
何か読みたいけれど長いのは嫌だなという方には
最適な一冊かと思います。
傍聞き
2023/05/30 16:27
難しい言葉ですね
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
これらのミステリー短編小説というのは、謎と謎解きの設定の鮮やかさ、なるほどとうなずかせる、そんな面白さが素晴らしい。
傍聞き
2023/04/29 14:24
トリックの際立ち
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
これらのミステリー短編小説というのは、謎と謎解きの設定の鮮やかさ、なるほどとうなずかせる、そんな面白さが素晴らしい。「迷走」における救命救急士の過去の恨みを乗り越え、「防ぎえた死」を防ぐ姿は、なるほどというカラクリが素晴らしい。「傍聞」では、その言葉自体が初耳で、読み終えて、やはりなるほどと思ってしまう。4つの短編は、至極の短編であった。