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15件
未来
著者 著者:湊かなえ
「こんにちは、章子。私は20年後のあなた、30歳の章子です。あなたはきっと、これはだれかのイタズラではないかと思っているはず。だけど、これは本物の未来からの手紙なのです」ある日突然、少女に届いた一通の手紙。送り主は未来の自分だという──。家にも学校にも居場所のない、追い詰められた子どもたちを待つ未来とは!? デビュー作『告白』から10年、新たなる代表作の誕生!
未来
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未来
2021/08/29 22:20
あとがき
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こやまん - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めてあとがきを書かれたという通り、
伝えたいことが明確にある物語でした。
すぐそこにある貧困や家庭問題が、
その子の心を蝕み、辛い決断をさせる・・
どんな生活を送り、どんな問題を抱えているのかを周りが気づけないままに・・
全くの絶望や悲劇で終わらず、前向きなシーンがあるのが救いでした。
2024/10/29 17:19
素晴らしい本です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛すべき親が子供を傷つけ、安心するはずの家が恐怖でしかありません。こういった家庭環境の子供が実際にいるのですが、そう分かってはいても、事件になった後のニュースやフィクションでしか見たことがないから、どこか実感がわきませんね。
未来
2022/02/11 17:16
未来
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
篠宮先生が良かれと思って少女達にしたことは、結果、少女達を傷付けたのではないか。特に、章子は、現実とのギャップに苦しんでいた。
その篠宮先生も、元をたどれば親が原因で苦しみ、章子や亜里沙も、章子の母も、親が原因で苦しんでいる。虐待、貧困、いじめなどが描かれていて、読んでいて辛くなる場面もあるが、親の在り方についても考えさせられた。