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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.5 36件

武士道

著者 誉田哲也 , 誉田哲也 (著)

3歳から鍛えてきた剣道エリートの香織。しかし中学最後の大会で、無名選手にまさかの敗退。その選手を追って、香織は同じ高校に入学するが、再会した因縁の敵・早苗は日舞からの転身という変りだねで、剣道は初心者。なぜあたしは勝てなかった? と悔しさに震える武蔵オタクの香織に対し、早苗はその試合すらすっかり忘れている“お気楽不動心”の持ち主。まったく正反対の2人が竹刀を手に吠える! 打つ! 斬る! 映画化原作の傑作青春エンターテインメント。

武士道ジェネレーション

税込 804 7pt

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みんなのレビュー36件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (18件)
  • 星 4 (17件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

武士道セブンティーン

2011/03/04 11:53

二人は別々の道を歩き始める。でもそれは大きな道の右端と左端なのだ。そしてその、道の名は。

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

剣道大好き!というより、剣の道まっしぐら武士道精神そのもの!という磯山香織。愛読書は尊敬してやまない新免(宮本)武蔵の「五輪の書」という、硬派ばりばりの女子高生。もちろんその剣道の腕は他の追随を許さず、中学時代には全国大会で準優勝をしていた。ところが高校に入る直前に気晴らしで参加した市民大会で、同じ歳の女の子に負けてしまう。その相手西荻早苗も同じ剣道名門校に入学し、二人はそこで出会うのだが。中学から剣道を始め、「楽しい剣道」を実践する早苗に怒りをも覚えた香織。ところがまたしても、その早苗に試合で負けてしまうのだ。ちょっとピンぼけだけど真っ直ぐな気持ちで剣道を愛する早苗と付き合ううちに、香織の中の剣道も少し形を変え二人は良いライバルでありながらも、お互いを認め惹かれ合って行く…。というのが、前作「武士道シックスティーン」での簡単な流れであるが。
 本作品に入って、作者は物語を大胆に展開させている。剣道に対する考え方も姿勢もまったく違う香織と早苗。でも通底する同じ「剣の道を愛する心」に、お互いの心は知らずと共鳴していた。だからこそ二人はお互いを認め合い惹かれ合い始めたのだが。早苗の転校という形で、二人をあえて引き離してしまうのだ。近くで切磋琢磨していくと思っていた二人を引き離すこの展開は、どうなのだろうと一瞬思ったのだが。読み進めるに従い本書のテーマを表すに最上の設定だと、大納得させられた。これは前作に続き本作も相当期待出来るな、と思ったのだが。まさにその通りの素晴らしい作品に仕上がっていた。
 早苗が転校した九州福岡の高校は、全国大会常連の強豪校。そこで目指しているのは、常に「勝つ」こと。ルールを最大限に生かして、スポーツ的に勝つ事を目標として日々稽古に励み切磋琢磨していた。だがある事をきっかけにして、早苗はその剣道に違和感を覚えてしまう。勝つ事を主体にした剣道、勝つ事だけの剣道。香織も勝ち負けには拘った、でもここの剣道とは何かが、決定的に違う。そして自分は、こんな剣道は好きになれない。そして香織と元いた学校を、懐かしく思うのだが…。
 剣道にはそもそも、あやふやな所がある。サッカーのゴールラインや野球ホームベースのように、はっきりとした得点ポイントというのがない。フェンシングも有効打突に剣があたればピカリと電気が点くシステムだし、柔道だって相手の背中を地面に付ければ一本。剣道にもメン・コテ・ドウ・ツキと打突ポイントがあるのは誰でも知っていると思うが、実はそこを竹刀で叩いただけでは一本とはならない。「気・剣・体」が一致し、残心までが取れて初めて一本となるのだ。つまり「打ちたいという気持ち(声)を見せ、有効打突ポイントを剣で打ち、正しい姿勢を保つ事」そしてその後「残心」(まだ気を許してないぞという姿勢)を見せて、初めて一本となるのだ。逆にどれ一つとして欠けては、一本にはならない。さらに剣道では、二人の選手の技が同時に繰り出される事が多い。それは達人になればなるほど速くなり、まさに目にも留まらぬスピードとなる。二人の打突の差はほんのコンマ0.001秒以下程度か。それを人間の目で判定しようというのだから、スポーツ的な意味合いではその判定はあやふやな物になってしまう事がある。ただ元来、剣道はいわゆるスポーツとは一線を画する。その起源は真剣での斬り合いにあるのだから、首を振ってメン打ちを防いだり、拳で相手の竹刀を弾いたりはルールとしては問題なくても、本来あり得ないはずなのだ。その結果、スポーツとしての判定、勝ち負けを最重視するというのは、いわゆる剣の道からは乖離してしまう。しかし剣の道を進む者は、やはり勝ち負けにも拘りたいもの。そこが、本作品のテーマとなっているのだ。勝つ為の当てっこ剣道か、起源である武士の魂を重視した剣道か。もちろん、勝負にこだわる剣道を否定しているわけでは全くない。それも当然ありなのだ。それをして、作者はこのテーマを大きな道の「右端」と「左端」と表現しているのだと思う。
そのテーマをくっきりと描き出すのに、二人に別々の道を歩かせた構成が非常にウマい。早苗が新しい剣の道に戸惑い、以前の剣道に戻りたいと願う気持ちで良くそれが表されていた。そして香織と早苗のそれぞれの悩み苦しみ、そして時折遠く離れたお互いを思う気持ち。それが何とも絶妙かつ清々しく美しく描かれる。そこで見つける思い、気が付く自分なりの剣の道、そしてお互いの大切さ。もう、目頭が熱くなってしょうがなかった。剣道に汗する人達にはもちろん、剣道にはまるで縁がなかった、という人にもとてもオススメの一冊。日本人の、魂がここにあります。

香織と早苗、二人は別々の道を歩き始めた。でもそれは大きな道の右端と左端。そしてその道の名こそ、「武士道」。香織の父が命がけで教えてくれた道。はるか遠く終わりなき、道なのだった。

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武士道シックスティーン

2010/06/04 12:26

二人の少女と、二つの剣の道。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

剣道を習っている息子の為にと思って手に取った本作品。一瞬にして読み終わったという息子から受け取って、それほど期待はせずにページを開いた。そのとたんに物語に引き込まれ、実は剣道経験者の私、過去に置いてきたはずの熱い想いが一瞬にして胸の奥で疼きだした。
 幼い頃から剣道だけを趣味に生きていた磯山香織。愛読書も宮本武蔵の「五輪書」と女子高生とは思えぬほど渋く、その言動や哲学も武士そのものだ。反対に日本舞踊を幼い頃から習っていたものの、中学では日本舞踊のクラブは存在せず、仕方なく剣道部に入部したというどちらかといえば気の弱い西荻早苗。勝ち負けには拘らず剣道そのものを楽しむ早苗だったが、天才的な身体能力でその力を開花させていく。二人はともに剣道が好きで、日々の稽古を重ねてきた。運命の、その日まで。中学生全国大会で準優勝した香織は、自分の強さに絶対の自信を持っていた。しかし地元の市民大会で、無名の選手に負けてしまったのだ。それも真っ向からの面打ちで。一体あいつは誰なんだ、なんであたしがあんな奴に。見つけ出した相手を追うようにして、香織は同じ剣道強豪高校へと入学した。そして二人は、剣道を介して、運命の出会いをするのだ。
 まず何しろ、構成が素晴らしい。剣道というのは、実は二面性がある。一つは本来あるべき、心身の鍛錬と精神と人格の修養の為の剣道。もう一つは勝敗に拘った、スポーツ的な剣道である。この本来あるべき道としての剣道を初心者かつ素直に剣道好きの早苗で描き、とことん勝敗に拘ったスポーツ・・・さえも超えた「斬り合い」、殺るか殺られるかの剣道を香織で描く事で、未経験者にも剣道が理解しやすく、物語に入り込み易くなっている。その剣道の二面性が、早苗と香織の微妙な関係のありようそのままなのだ。この点、非常に好感を持った。つまり単なる青春物というワケではなくて、剣道をちゃんと描き表現しようという作者の意思を感じさせるのだ。であるから、試合の描写なども相当濃く具体的に描かれている。色々なワザや呼吸、間合いなど。専門的な言葉を用いながらも、剣道を知らぬものでも十二分にその面白さが分かるように描かれていた。しかしこの試合描写、剣道経験者にはさらにたまらないのだ。誰が読んでももちろん面白い。しかし経験者は知っている。その試合中のやり取りが、多分0.1秒もかかっていない事を。ほんの一瞬、刹那の斬り合い。そこにこそ、剣道の本当の面白さが有る事を。あのビリビリとした空気を、まざまざと呼び起こしてくれるのだ。そしてあの空気をもう一度味わいたい等と、そんな思いさえ沸きたてさせられてしまった。
 部活の先輩後輩など、廻りを取り巻くキャラクタも非常に良い。濃すぎず、しかししっかりとキャラが立っていて存在感があり、二人の魅力をさらに引き立てていた。そしてクライマックスも、二人が初めて出会ったあの場所、あの特殊な場所で二人がまた向かい合うという展開。この設定も大いに物語を盛り上げ、美しく締め括っていた。正直、感動した。ぐっときてしまった。
 この作品続編が出ているようだ。続編が出ていることがこれほど嬉しいと思った作品も、本当に久しぶりである。・・・うむ取り合えず木刀など、買ってみようか。

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武士道シックスティーン

2020/08/16 17:15

失敗したっていいじゃないか。やりたいなら、やるしかない!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る

女子剣道家達の青春を描くことで、吉川英治の「宮本武蔵」のある要素をギュッと一冊に濃縮したようなストーリー。やりたいことがわからず、もがいている自分の目を開かされてくれる、爽快・痛快な一冊。
「やりたいことはやる、やりたくないことはやらない」の精神で、在るがままの自分で選択し、納得・覚悟をして生きていくことを、後押ししてくれる小説。

自分のミッション、バリューを問い直し、「人生このままでいいの?」を読んでいる中で、好きなことを考えようとしていたが、いまひとつ好きなことを追求することが良いのか、迷っていた自分を勇気づけてくれる小説。「できるかどうか」より「やりたいかどうか」をベースに判断してよいと背中を押してくれる。「失敗したっていいじゃないか、やりたいんだったら、やるしかない!」。本作を通じて、小説が生きる力をくれる、生きやすさを与えてくれるという体験ができた。

曰く、人生勝ち続けることはできない。勝ったり負けたりするもの。そして勝負は避けられない。では、負けることの不安に打ち勝つにはどうすればよいか。勝負の結果や比較優位だけを求めていては、負ける不安に打ち勝つことはできない。打ち勝つ方法は、それが好きだっていう気持ちを自分の中に確かめ、好きと勝負の不安を天秤にかけること。不安が勝てば、やめておく。好きが勝てば挑戦するしかない。結果は後からついてくるもの。そうした選択を続けていくことが、唯一の解なのだ。
勝ち負けだけにこだわってしまうのは、そして負けを極端に恐れることは、自分一人だけで強くなったという想いからくるもの。周り全てを敵とみなして勝手に恐れているだけということに気づかされる。そして、その一人よがりから抜け出すうえで、一人では生きてゆけぬことを知り、生きていく上で、世のためを思い、他人を敬い、精進を怠らぬことが大切と説く。

改めて、自分の好きなこと、夢中になれることが何なのかを考えよう。義務感とかではなく、行為そのものを好きと思える何かを。きっと俺はそうしたワクワクできること、具体的な夢を探し切れていないから、いま、こういう鬱な状態なのだと思う。
自分の好きを殺さず、きちんと探す努力を怠るな。人生に背を向けていてもしょうがない。一歩ずつでも前に歩もう。この小説を読んで、改めて挑戦するときの高揚感を思い出した。走ることが大好きだった、高校時代。興味に基づき主体的に動いた大学時代。遺伝子流動を研究したいと思った修士2年目、アフリカに行きたくてトライしていたあの頃、アフリカで見た自然との共生に土地利用や生産性の向上が必要と学んだときの、ワクワクを思い出す。
自分のできることが増えれば、好きなことも増えるし、本当に好きなことなら、力をつけることもできるし、勝っても負けても、歩み続けられる。そして、その「好き」は生きてゆく中で変わることもある。
常に自分の心、好きをとらえながら、感謝を忘れずにやりたいことにトライしていければという気持ちになった。

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