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武士道
3歳から鍛えてきた剣道エリートの香織。しかし中学最後の大会で、無名選手にまさかの敗退。その選手を追って、香織は同じ高校に入学するが、再会した因縁の敵・早苗は日舞からの転身という変りだねで、剣道は初心者。なぜあたしは勝てなかった? と悔しさに震える武蔵オタクの香織に対し、早苗はその試合すらすっかり忘れている“お気楽不動心”の持ち主。まったく正反対の2人が竹刀を手に吠える! 打つ! 斬る! 映画化原作の傑作青春エンターテインメント。
武士道シックスティーン
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紙の本武士道ジェネレーション
2023/08/21 10:36
武士道ジェネレーション
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
磯山香織が通う桐谷道場の玄明先生が倒れた。香織、充也、早苗は桐谷道場を手伝うのだが、玄明先生は道場を閉鎖すると宣言する。香織は桐山道場を継ぎたいと願い出るが桐谷道場に伝わる奥義を習得していないため却下される。諦めきれない香織は桐谷道場に伝わる「オサメとシカケ」を習得するために日夜稽古に励むのだが・・・・・。
武士道シリーズを早苗の青春をイメージして読んでいましたが、いつのまにか主人公が香織になっていましたね。早苗の青春もよかったですが、香織のアナログで時代遅れ感が面白かったですね。なかなか香織のようなタイプにはお目にかかれないですね。
紙の本武士道エイティーン
2023/04/10 14:57
武士道3
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
高三を剣道一筋に費やした早苗は東京で浪人することになった。香織は剣道強豪大学の明応に入学し、剣の道を歩む。ある日、早苗は香織に頼まれて後輩の美緒と話をするために東松へ行く。その美緒の思いとは・・・・・。
美緒ちゃんの思い、そして美緒の思いを肯定する早苗の優しさには感動しました。男性でいうところの朴念仁の香織にきっちりと伝わっってよかったなとも思いました。それにしても早苗は香織に対してだけは面白い物言いをしますね。
紙の本武士道セブンティーン
2023/04/10 14:49
女の友情
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
高二を迎える前に早苗が福岡に引っ越しをした。早苗は転校先に剣道の名門の福岡南高校に転校する。早苗は強豪に交じってレギュラーを掴むが大会をまえにして、足を負傷してしまう。香織と大会で再開することを約束していたが・・・・・。
想像していた内容とは違っていましたが、なかなか面白いですね。早苗の成長や、香織の意識変革、福岡南と東松との違い等々、ちょっと感動してしまいました。彼女たちの青春には必ず剣道があったのですね。ちょっと羨ましく思えました。
紙の本武士道シックスティーン
2023/04/06 12:07
青春の1ページですね
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
全中学生大会で準優勝した香織は中学生最後の小さな大会で無名の早苗に負けてしまう。香織は負けた無念を胸に抱いたまま進学するが、そこにはなんと早苗がいた。早苗は香織のことを全く覚えていなかったのだが・・・・・。
挫折を味わい、友にも去られた香織とお気楽の早苗はいいコンビでしたね。ちょっと香りの性格がきつく感じが悪かったがけれども最後は普通のスポーツに打ち込む学生に変わっていましたね。いい意味での友情が始まった感じですね。次作も期待して読んでみたいと思います。
電子書籍武士道シックスティーン
2022/01/12 18:29
ラノベの王道をゆく
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台といい登場人物といいストーリー展開といい、全てラノベの王道をゆく青春学園スポーツ小説である。正々堂々と何の衒いもなく描ききったところは、それはそれで立派だと思う。主たるテーマだから当たり前ではあるが、剣道についても臨場感あふれる描き方をしている。
電子書籍武士道セブンティーン
2022/01/12 18:19
スポーツと武道
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
前編「武士道シックスティーン」に引き続きワクワク面白い青春学園小説に仕上がっている。軽くて読みやすい文体からラノベかとも思わせるが、しっかりと要点は抑えられている。
主要登場人物二人の交互の語り という話の進め方は、通俗的なテーマを扱っているにも関わらず変化があって新鮮である。この巻はさらに「レナ」というライバルを登場させ、スポーツとしての剣道と武道としての剣道を対比させている。オリンピック競技になって完全にポイントスポーツとなった柔道のことを考えると、奥深い問題提起だと思う。
紙の本武士道シックスティーン
2021/01/09 16:41
熱い青春小説
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投稿者:m - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう小説がもっと読みたい。アニメ化してほしい。。
紙の本武士道ジェネレーション
2020/10/28 20:13
武士道という生き方
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投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語はいよいよ武士道の佳境へ。
日本の伝統的な精神を大切にすることは大切だと思う。誤った自虐史観にとらわれてはいけないこと、それぞれの国が国益に応じて歴史を捏造しているという現状を訴えたいこともわかる。が、それ故に、一人の主人公が自国の文化を大切にするがゆえに、海外の人に苦手意識というか敵意まで持ってしまうのは、いささか視野狭窄な偏屈さを覚えてしまう。歴史について議論することは良いことだが、自国の伝統を重んじてるのは良いけど、反省の上に基づき、相互尊重していく冷静な姿勢が必要なのだと思った。
そう、奇しくも、剣道におけるオサメで香織が学ぶ「守るためには、圧倒的な力と争いの渦に巻き込まれない禁欲的などこまでもいっても暴走しない冷静さが必要」ということは、剣道だけでなく、社会問題の解決にも必要なのだと思う。その意味で、武士道とは、単なる剣道や体術、だけでなく、政治や倫理にも生かすことができる思想・哲学なのだと思う。自然を守りたいという、私自身の思いを実現させたいのだが、自身の力の不足と冷静さが足りていないことに改めて気づかされる。
そして、桐谷先生の言葉。「何故生きるかではなく、どう生きるか。誰のために生きるのか」。何故という問いではたどり着けない解に、どうするかと問いかけることで、背筋を伸ばして先に進める解が得られることもあるということに気が付かされる。「人生このままでいいの?」という本でも、質問を「何故」から「どうしたら」に切り替えることで前に進めるという紹介がされていることと符合する。考え方として、過去や原因を振り返る思考と、現時点・今ここからこれからどうするかという未来を見据える思考との違いに気づかされる。人生、何故生きるかでは、苦しいが、どう生きたいかを考え、在りたい自分で生きることは、とっても前向きであると思った。
「武士道とは、死ぬことと見つけたり」。小説の中では誤った理解がいじめの原因になっていたが、本来は、死を見つめることで、最大限の生を享受し、前を向いて誰かのために、在りたい姿で生きていくことに精進していくという意味の言葉だ。
後ろ向きになりがちで、一歩も踏み出すこともできず身動きの取れなくなっている自分だが、これから新たに、「武士道」を胸に、どう在りたいかを考え、これからを生きていきたいと思う。
紙の本武士道シックスティーン
2020/10/02 12:31
彼女たちが本気でぶつかり合った時
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮本武蔵をリスペクトする武士道一直線の女子高生、磯山香織がカッコいいですね。マイペースな舞踊派、西荻早苗とのライバル関係を越えた友情も清々しかったです。
紙の本武士道エイティーン
2020/08/29 16:25
武士道と志
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投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
成長した剣士が、最高の舞台で相まみえる。前作から待たれた、二つの戦いの決着が今着く!戦いを通じて、主人公たちの成長がうかがえる青春ストーリー。
そして、主人公の一人である、早苗が、ふとしたきっかけで手にした本との出会いを通じて、自分の夢を見つけていくという展開が良い。人生、どんな境地に巡り合っても、やることの形は変わっても、軸となる志はぶれずに生きていける道は開ける。偶然の出会いと、気づきと学びがあれば、道が開ける。心のまま、自分の好き・興味のアンテナを張って、恐れずに進もうと思えた。
紙の本武士道セブンティーン
2020/08/16 17:20
武士道とは
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投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
武士道というものに目覚めた前のストーリー
そしてこの巻では、その武士道の実体にふたりの主人公が気づき体得する。
武士道とは、争いを収めるためにある。
武道と勝負至上主義のスポーツの違い、武道と暴力の違い、それらを描き、武士道を浮き彫りにしていくストーリーに、心洗われる。
紙の本武士道シックスティーン
2020/08/16 17:15
失敗したっていいじゃないか。やりたいなら、やるしかない!
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投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
女子剣道家達の青春を描くことで、吉川英治の「宮本武蔵」のある要素をギュッと一冊に濃縮したようなストーリー。やりたいことがわからず、もがいている自分の目を開かされてくれる、爽快・痛快な一冊。
「やりたいことはやる、やりたくないことはやらない」の精神で、在るがままの自分で選択し、納得・覚悟をして生きていくことを、後押ししてくれる小説。
自分のミッション、バリューを問い直し、「人生このままでいいの?」を読んでいる中で、好きなことを考えようとしていたが、いまひとつ好きなことを追求することが良いのか、迷っていた自分を勇気づけてくれる小説。「できるかどうか」より「やりたいかどうか」をベースに判断してよいと背中を押してくれる。「失敗したっていいじゃないか、やりたいんだったら、やるしかない!」。本作を通じて、小説が生きる力をくれる、生きやすさを与えてくれるという体験ができた。
曰く、人生勝ち続けることはできない。勝ったり負けたりするもの。そして勝負は避けられない。では、負けることの不安に打ち勝つにはどうすればよいか。勝負の結果や比較優位だけを求めていては、負ける不安に打ち勝つことはできない。打ち勝つ方法は、それが好きだっていう気持ちを自分の中に確かめ、好きと勝負の不安を天秤にかけること。不安が勝てば、やめておく。好きが勝てば挑戦するしかない。結果は後からついてくるもの。そうした選択を続けていくことが、唯一の解なのだ。
勝ち負けだけにこだわってしまうのは、そして負けを極端に恐れることは、自分一人だけで強くなったという想いからくるもの。周り全てを敵とみなして勝手に恐れているだけということに気づかされる。そして、その一人よがりから抜け出すうえで、一人では生きてゆけぬことを知り、生きていく上で、世のためを思い、他人を敬い、精進を怠らぬことが大切と説く。
改めて、自分の好きなこと、夢中になれることが何なのかを考えよう。義務感とかではなく、行為そのものを好きと思える何かを。きっと俺はそうしたワクワクできること、具体的な夢を探し切れていないから、いま、こういう鬱な状態なのだと思う。
自分の好きを殺さず、きちんと探す努力を怠るな。人生に背を向けていてもしょうがない。一歩ずつでも前に歩もう。この小説を読んで、改めて挑戦するときの高揚感を思い出した。走ることが大好きだった、高校時代。興味に基づき主体的に動いた大学時代。遺伝子流動を研究したいと思った修士2年目、アフリカに行きたくてトライしていたあの頃、アフリカで見た自然との共生に土地利用や生産性の向上が必要と学んだときの、ワクワクを思い出す。
自分のできることが増えれば、好きなことも増えるし、本当に好きなことなら、力をつけることもできるし、勝っても負けても、歩み続けられる。そして、その「好き」は生きてゆく中で変わることもある。
常に自分の心、好きをとらえながら、感謝を忘れずにやりたいことにトライしていければという気持ちになった。
紙の本武士道ジェネレーション
2018/11/26 09:37
剣道青春グラフィティのその後
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
『武士道シックスティーン』から始まる三部作は、早苗と香織の名コンビ・名ライバルぶりが清々しく、とても愉快な作品。
その三作目『武士道エイティーン』から6年後を描いた今作は、桐谷道場閉鎖にまつわる問題が中心で、早苗が結婚し、膝の故障で剣道をしなくなったとは言え、二人のユニークな友情は続いている。
各章は、香織と早苗の視点で交互に語られる形式をとっており、文体も「くだけた話し言葉」で、すらすら読めてしまう。
誉田哲也氏の特徴である、ちょっと不穏な雰囲気を取り入れているところも(「シカケ」と「オサメ」のエピソードやジェフとの果し合いなど)面白い。
決闘シーンでは、格闘技ライターをしていた誉田氏らしく、目の前で繰り広げられているかのような臨場感があった。
『武士道』三部作の後日譚としては良かったのだが、一つだけ残念な点が・・・。
第二次世界大戦等にまつわる歴史観・政治観は必要か?
仮に事実だったとしても(私には何が事実なのか判断できないが)・・・ストーリーとしての必要性も感じなければ、早苗のキャラにもそぐわない。
そこだけが、後味悪い思いだった。
電子書籍武士道ジェネレーション
2018/11/19 20:23
大人
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Natsumi-kan - この投稿者のレビュー一覧を見る
成長した2人の姿を見れて良かったです。大人んなったなぁーって。磯山さんはあんまり変わってないかもですww
電子書籍武士道シックスティーン
2018/11/19 20:19
武士道
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Natsumi-kan - この投稿者のレビュー一覧を見る
磯山さんみたいに、1つの事に熱中できるっていいなぁーって思いました。