サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 522件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2010/02/10
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/414p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-778001-2
文庫

紙の本

武士道シックスティーン (文春文庫)

著者 誉田 哲也 (著)

武蔵を心の師とする剣道エリートの香織は、中学最後の大会で、無名選手の早苗に負けてしまう。敗北の悔しさを片時も忘れられない香織と、勝利にこだわらず「お気楽不動心」の早苗。相...

もっと見る

武士道シックスティーン (文春文庫)

税込 836 7pt

武士道シックスティーン

税込 703 6pt

武士道シックスティーン

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ほしい本に追加(値下がりすると通知がきます)

このシリーズの最新巻を自動購入できます

続刊予約とは

今後、発売されるシリーズの本を自動的に購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • ①お気に入りのシリーズは買い忘れしたくない
  • ②不定期の発売情報を得るのが面倒だ
  • シリーズ購読一覧から、いつでも簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

オンライン書店e-honとは

e-hon

hontoは「オンライン書店e-hon」との連携を開始しました。
「e-hon」は書籍、雑誌、CD、DVD、雑貨といった多岐に渡る商品を取り扱う総合オンライン書店です。130万点以上の取り扱い点数、100万点以上の在庫により、欲しい商品を買い逃しません。honto会員向けにお得なキャンペーンを定期的に実施しています(キャンペーンに参加するにはMy書店をhontoに設定して頂く必要があります)。
・まだe-honの会員ではない方
下記リンクからe-honへ遷移し会員登録する際に自動でhontoがMy書店に設定されます。
・既にe-honをご利用いただいている方
「マイページ」-「会員情報の変更」-「My書店の変更」に進み、検索窓に「honto」と入力し、検索結果画面で会員登録ボタンを押すことでMy書店がhontoに設定されます。

e-honで紙の本を探す

※外部サイトに移動します。

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ
ブラウザ EPUB
iOS EPUB 3.7MB
Android EPUB 3.7MB
Win EPUB 3.7MB
Mac EPUB 3.7MB

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ 閲覧期限
ブラウザ EPUB 無制限
iOS EPUB 無制限
Android EPUB 無制限
Win EPUB 無制限
Mac EPUB 無制限

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

武蔵を心の師とする剣道エリートの香織は、中学最後の大会で、無名選手の早苗に負けてしまう。敗北の悔しさを片時も忘れられない香織と、勝利にこだわらず「お気楽不動心」の早苗。相反する二人が、同じ高校に進学し、剣道部で再会を果たすが…。青春を剣道にかける女子二人の傑作エンターテインメント。【「BOOK」データベースの商品解説】

日本舞踊をやめ、中学から剣道を始めた西荻早苗。重心を下にした柔らかい動きでみるみる成長するが、楽しさを求め「勝敗」については固執しない性格。一方、三歳から剣道を始め、パワー、スピード、勝負勘のすべてに秀で、勝敗がすべての剣道エリートでしかも武蔵オタク(愛読書は『五輪書』と『武士道』)の磯山香織。深い意味はなく出た中学最後の区民大会個人戦で、香織はなぜか早苗に負けてしまう。そんな二人が高校で一緒になった。

敗れた悔しさを片時も忘れたことのない香織だったが、早苗がそのときの相手だとは気付かない。というのも、早苗の苗字が両親の離婚によって「甲本」から「西荻」に変わっていたため、胴着の垂れ幕の名前が違っていたのだ。部活で香織は先輩を次々と撃破。早苗は香織の無類の強さに驚き、香織は早苗の構えをみて自分を破った相手だと気付く。それ以降、香織は早苗は目の仇にして練習。香織の猛攻と練習態度に辟易した早苗は部活を辞めることを考える。関東大会団体戦を前に香織は早苗の剣道を「チャンバラダンス」と揶揄。口論になった二人だったが、その最中に香織が捻挫。片腕でも試合に出場したのだが……。

全く価値観の違う二人が、剣道を通し深く繋がっていく。一気読みの青春エンターテインメント。【商品解説】

掲載中の特集

青春小説をテーマに10作品以上をラインナップしています。ほかにもhontoでは無料の本を集めた無料漫画特集無料男性コミックを展開しています。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

書店員レビュー

ジュンク堂書店姫路店

高校の剣道部に所属す...

ジュンク堂書店姫路店さん

高校の剣道部に所属する二人の剣道少女が主人公。
『五輪の書』を愛読し、現代の武士を志す香織は普段の言動からして武士そのものという、ちょっと変わった女子高生。
強靭な意志を持ち、己の信じる道を真っ直ぐに歩いています。
対する早苗は、日本舞踊をやめて、立ってできる和のものをと剣道を始め、
勝敗にはあまりこだわらないという、こちらも変わり種の剣道部員。
この二人が、あまりに正反対な性格のため、お互いに相手のことが理解できず、
反発したり逆上したり諦めたり離れたり歩み寄ったりしながら成長していく、という青春もの。
テンポがよく、すらすらと読めます。
愉快痛快な剣道エンターテイメント小説です。

みんなのレビュー522件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

二人の少女と、二つの剣の道。

2010/06/04 12:26

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

剣道を習っている息子の為にと思って手に取った本作品。一瞬にして読み終わったという息子から受け取って、それほど期待はせずにページを開いた。そのとたんに物語に引き込まれ、実は剣道経験者の私、過去に置いてきたはずの熱い想いが一瞬にして胸の奥で疼きだした。
 幼い頃から剣道だけを趣味に生きていた磯山香織。愛読書も宮本武蔵の「五輪書」と女子高生とは思えぬほど渋く、その言動や哲学も武士そのものだ。反対に日本舞踊を幼い頃から習っていたものの、中学では日本舞踊のクラブは存在せず、仕方なく剣道部に入部したというどちらかといえば気の弱い西荻早苗。勝ち負けには拘らず剣道そのものを楽しむ早苗だったが、天才的な身体能力でその力を開花させていく。二人はともに剣道が好きで、日々の稽古を重ねてきた。運命の、その日まで。中学生全国大会で準優勝した香織は、自分の強さに絶対の自信を持っていた。しかし地元の市民大会で、無名の選手に負けてしまったのだ。それも真っ向からの面打ちで。一体あいつは誰なんだ、なんであたしがあんな奴に。見つけ出した相手を追うようにして、香織は同じ剣道強豪高校へと入学した。そして二人は、剣道を介して、運命の出会いをするのだ。
 まず何しろ、構成が素晴らしい。剣道というのは、実は二面性がある。一つは本来あるべき、心身の鍛錬と精神と人格の修養の為の剣道。もう一つは勝敗に拘った、スポーツ的な剣道である。この本来あるべき道としての剣道を初心者かつ素直に剣道好きの早苗で描き、とことん勝敗に拘ったスポーツ・・・さえも超えた「斬り合い」、殺るか殺られるかの剣道を香織で描く事で、未経験者にも剣道が理解しやすく、物語に入り込み易くなっている。その剣道の二面性が、早苗と香織の微妙な関係のありようそのままなのだ。この点、非常に好感を持った。つまり単なる青春物というワケではなくて、剣道をちゃんと描き表現しようという作者の意思を感じさせるのだ。であるから、試合の描写なども相当濃く具体的に描かれている。色々なワザや呼吸、間合いなど。専門的な言葉を用いながらも、剣道を知らぬものでも十二分にその面白さが分かるように描かれていた。しかしこの試合描写、剣道経験者にはさらにたまらないのだ。誰が読んでももちろん面白い。しかし経験者は知っている。その試合中のやり取りが、多分0.1秒もかかっていない事を。ほんの一瞬、刹那の斬り合い。そこにこそ、剣道の本当の面白さが有る事を。あのビリビリとした空気を、まざまざと呼び起こしてくれるのだ。そしてあの空気をもう一度味わいたい等と、そんな思いさえ沸きたてさせられてしまった。
 部活の先輩後輩など、廻りを取り巻くキャラクタも非常に良い。濃すぎず、しかししっかりとキャラが立っていて存在感があり、二人の魅力をさらに引き立てていた。そしてクライマックスも、二人が初めて出会ったあの場所、あの特殊な場所で二人がまた向かい合うという展開。この設定も大いに物語を盛り上げ、美しく締め括っていた。正直、感動した。ぐっときてしまった。
 この作品続編が出ているようだ。続編が出ていることがこれほど嬉しいと思った作品も、本当に久しぶりである。・・・うむ取り合えず木刀など、買ってみようか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

熱い青春小説

2021/01/09 16:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:m - この投稿者のレビュー一覧を見る

こういう小説がもっと読みたい。アニメ化してほしい。。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

失敗したっていいじゃないか。やりたいなら、やるしかない!

2020/08/16 17:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る

女子剣道家達の青春を描くことで、吉川英治の「宮本武蔵」のある要素をギュッと一冊に濃縮したようなストーリー。やりたいことがわからず、もがいている自分の目を開かされてくれる、爽快・痛快な一冊。
「やりたいことはやる、やりたくないことはやらない」の精神で、在るがままの自分で選択し、納得・覚悟をして生きていくことを、後押ししてくれる小説。

自分のミッション、バリューを問い直し、「人生このままでいいの?」を読んでいる中で、好きなことを考えようとしていたが、いまひとつ好きなことを追求することが良いのか、迷っていた自分を勇気づけてくれる小説。「できるかどうか」より「やりたいかどうか」をベースに判断してよいと背中を押してくれる。「失敗したっていいじゃないか、やりたいんだったら、やるしかない!」。本作を通じて、小説が生きる力をくれる、生きやすさを与えてくれるという体験ができた。

曰く、人生勝ち続けることはできない。勝ったり負けたりするもの。そして勝負は避けられない。では、負けることの不安に打ち勝つにはどうすればよいか。勝負の結果や比較優位だけを求めていては、負ける不安に打ち勝つことはできない。打ち勝つ方法は、それが好きだっていう気持ちを自分の中に確かめ、好きと勝負の不安を天秤にかけること。不安が勝てば、やめておく。好きが勝てば挑戦するしかない。結果は後からついてくるもの。そうした選択を続けていくことが、唯一の解なのだ。
勝ち負けだけにこだわってしまうのは、そして負けを極端に恐れることは、自分一人だけで強くなったという想いからくるもの。周り全てを敵とみなして勝手に恐れているだけということに気づかされる。そして、その一人よがりから抜け出すうえで、一人では生きてゆけぬことを知り、生きていく上で、世のためを思い、他人を敬い、精進を怠らぬことが大切と説く。

改めて、自分の好きなこと、夢中になれることが何なのかを考えよう。義務感とかではなく、行為そのものを好きと思える何かを。きっと俺はそうしたワクワクできること、具体的な夢を探し切れていないから、いま、こういう鬱な状態なのだと思う。
自分の好きを殺さず、きちんと探す努力を怠るな。人生に背を向けていてもしょうがない。一歩ずつでも前に歩もう。この小説を読んで、改めて挑戦するときの高揚感を思い出した。走ることが大好きだった、高校時代。興味に基づき主体的に動いた大学時代。遺伝子流動を研究したいと思った修士2年目、アフリカに行きたくてトライしていたあの頃、アフリカで見た自然との共生に土地利用や生産性の向上が必要と学んだときの、ワクワクを思い出す。
自分のできることが増えれば、好きなことも増えるし、本当に好きなことなら、力をつけることもできるし、勝っても負けても、歩み続けられる。そして、その「好き」は生きてゆく中で変わることもある。
常に自分の心、好きをとらえながら、感謝を忘れずにやりたいことにトライしていければという気持ちになった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

武士道

2018/11/19 20:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Natsumi-kan - この投稿者のレビュー一覧を見る

磯山さんみたいに、1つの事に熱中できるっていいなぁーって思いました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

剣道のことを知らなくても楽しめます

2017/05/04 00:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はじめちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

内容が分かりやすいので、スラスラと読むことができました。性格の異なる西荻さんと磯山さんのやり取りが、非常に興味深かったです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

第1刷:2010年2月10日

2015/08/30 19:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bbsf - この投稿者のレビュー一覧を見る

単行本は2007年7月文藝春秋刊行…男性作家なので脇役がグジャグジャ嫌がらせめいたことをしないところが読んだあとのスッキリ感につながっている

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ストロベリーナイトがきっかけで読みました。

2014/10/12 00:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る

ストロベリーナイトがきっかけで読みました。
剣道女子のスポコン。最近読んだスポコンがDIVE!!だったので、期待薄で読み始めたのですが、大当たりでした。基本は読みやすいのですが、剣道の描写は知識がないと想像しにくいかもしれません。自分はネットで言葉を調べました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

剣道一筋の友情物語全3巻

2014/08/24 07:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kwt - この投稿者のレビュー一覧を見る

16歳(高一)~18歳(高三)まで,剣道を通じた,女の子の友情物語。
カラッとして,テンポもよく,波瀾万丈型ストーリー展開。
全3巻構成。読み始めは初巻から。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

漫画チック、ドラマチック剣道

2010/02/21 21:17

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 剣道に打ち込む二人の女子高生が主人公。性格も剣道に対するスタンスも正反対、それぞれ個性的な彼女たちが、章ごとに一人称の語り手となって、テンポ良く話が進みます。
 が、帯や宣伝ポップ、粗筋と言った前情報なしに本書を読んだら、絶対に一章のはじめのページで主人公の性別年齢を誤解するでしょう。
例えば、精神集中し「無」になろうとして、失敗する場面。

 くそ、甘いぞ。いちいち風を感じているではないか。匂いを想っているではないか。(p12)  

 いません、こんな女子(一章時点では)中学生! 

 新免武蔵を心の師と仰ぎ、斬られるまでは、ひたすら敵を打ち倒すことのみ考える。超絶時代錯誤の剣道少女、磯山香織。剣道エリートの彼女は中学最後の大会で、無名選手に負けてしまいました。 
 その仇に、香織は高校の剣道部で再会するのですが、これがまた一風変わった少女でした。父が事業に失敗したことで、辞めざるを得なくなった日舞の代わりに剣道を始めた、西荻早苗。勝利にこだわらず、一見のほほんとしている彼女は、時おり発動する「不動心」によって、香織にすら勝ってしまうこともあります。


 二人の少女のあまりに極端な考え方の違いや、設定の端々まで、最初はコメディ色が強いです。いや、早苗の父が事業に失敗して生活に困窮した時、たまたま絵本作家の母が昔に出した絵本がアニメ化されて、まとまったお金が入り私立の高校へ進学できるなんて、現実にありえます? せめて漫画がアニメ化なら、ブツブツ。

 ところが、後半はシリアス展開でした。
 勝ち負けしか頭になく、試合相手は敵で、負けた相手は仇。頑なで偏った香織の考え方は行きづまる時が来て、彼女は剣道に対する情熱すら失いかけます。
 一方で、早苗も自分が勝ち負けに拘らないのではなく、そこから逃げていることに気づきます。それは、事業に失敗した上で裁判でも負けた父の姿が原因でした。

 それぞれに迷う彼女たちに、ヒントを示したのは、全くタイプは違うけれど、それぞれの父親でした。父親だけでなく、剣道部の仲間たち、顧問、見守る大人たち。香織も早苗も、人に恵まれています。特に、香織の兄ちゃん、格好良かったです。
 馬鹿馬鹿しいほど一生懸命で、痛快で、ほろりとさせる一冊でした。続編の「武士道セブンティーン」「武士道エイティーン」も、ぜひ読まねば!

 ところで、帯の広告を見ると、文芸春秋社から原作が出ている本書は、アフタヌーンKC(講談社)と、マーガレットコミックス(集英社)で、それぞれ漫画化されているのですが、(もちろん別の作家の手で)そういうことってあるんですね。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

青春の1ページですね

2023/04/06 12:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る

全中学生大会で準優勝した香織は中学生最後の小さな大会で無名の早苗に負けてしまう。香織は負けた無念を胸に抱いたまま進学するが、そこにはなんと早苗がいた。早苗は香織のことを全く覚えていなかったのだが・・・・・。

挫折を味わい、友にも去られた香織とお気楽の早苗はいいコンビでしたね。ちょっと香りの性格がきつく感じが悪かったがけれども最後は普通のスポーツに打ち込む学生に変わっていましたね。いい意味での友情が始まった感じですね。次作も期待して読んでみたいと思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

ラノベの王道をゆく

2022/01/12 18:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

舞台といい登場人物といいストーリー展開といい、全てラノベの王道をゆく青春学園スポーツ小説である。正々堂々と何の衒いもなく描ききったところは、それはそれで立派だと思う。主たるテーマだから当たり前ではあるが、剣道についても臨場感あふれる描き方をしている。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

彼女たちが本気でぶつかり合った時

2020/10/02 12:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

宮本武蔵をリスペクトする武士道一直線の女子高生、磯山香織がカッコいいですね。マイペースな舞踊派、西荻早苗とのライバル関係を越えた友情も清々しかったです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

武士道、青春、スポ根……

2017/05/25 17:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブラックティー - この投稿者のレビュー一覧を見る

剣道をこよなく愛する剣士にも、剣道未経験者にも楽しめるエンターテイメント小説。

 五輪書をバイブルとし剣道一筋の堅物な香織が、無名選手で剣道ビギナー選手の早苗に奇蹟の腐敗をきしてしまう。
なんと、ふたりが運命の再会したのは、高校の剣道部だった。

 楽天家でポジティブな早苗、一生懸命だけど武士道しか頭にない香織のふたりがレギュラーを争い切磋琢磨し、玉龍旗高校剣道大会、魁星旗争奪剣道大会、と階段を駆け上がる姿に、読者も胸をあつくする。
怪我による挫折、克服、固く結ばれる友情等、甘酸っぱい青春を満喫できる小説だ。誰もが胸の奥にしまってそのまま忘れてしまった感情を再び刺激され、キュンキュンさせられてしまうこと間違いない。

個性あるふたりの女子高生が、繰り広げる青春ドラマに浸って最後は、されるがまま、読むままに、涙して欲しい。そんな作品だ。

安心してください! 
続編があるのでこの本を読み終わっても、次の一冊が読者を待ってくれている。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

剣道女子の話

2014/06/02 14:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぎんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

対照的な二人が織りなす青春ごラマ。さわやかで男らしくて楽しかった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

おもしろかった

2015/10/11 02:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

剣道に限らず、一生懸命何かに取り組んでいる人達に共感できる本です。
是非読んでみてください。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。