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5件
捏造の科学者 STAP細胞事件
著者 須田桃子
iPS細胞を超える夢の万能細胞として、華々しく発表されたSTAP細胞。そのニュースに日本中が熱狂したのも束の間、論文には次々と疑義が浮上する。一流科学者が揃いながら、なぜ捏造が起きたのか。そしてSTAP細胞の正体とは。独自取材を重ねた記者が掴んだ全貌。大宅賞受賞作に新章を追加した完全版。解説・緑慎也
捏造の科学者 STAP細胞事件
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2022/11/04 19:43
笹井と小保方晴子
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この二人しか知らない事実がもっとありそうです。しかし、笹井さんは、亡くなってしまいましたし、小保方晴子さんは、もう喋りそうにはないですし。STAP細胞は、無かったと結論出ましたが、なぜ、笹井さんほどの方が「ある」と、信じてしまったのか疑問はつきません
捏造の科学者 STAP細胞事件
2019/05/23 00:22
やはり笹井氏の行動は不思議すぎる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり疑問に残るのは、笹井氏がどうしてSTAP細胞があると最後まで信じていたかと(または信じようとしていたか)ということだ。笹井氏という人は調べれば調べるほど遺伝子やES細胞の世界ではいつノーベル賞をとってもおかしくないと言われるほどの人だったということがわかる。山中教授への対抗心なのか(私の方が先輩だぞ、私は京大医学部卒なんだぞとか)、はたまた一部マスコミが騒いでいた小保方氏への愛からなのか。彼ほどの人であればSTAP細胞なんかインチキだと見破ることができたはずなのに。科学誌に掲載された論文は、没になった論文と違いはなかったはずなのに、これはやはり笹井氏が論文作成に加わったということが強く働いたのであろう。笹井氏のこの件に関しての行動は不思議すぎる。
2019/05/22 08:21
超有名な社会問題になった研究不正を取り扱った一冊
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投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る
笹井先生の自殺をはじめとして、どうにも謎が多いままマスコミの報道が収束し始めた印象がありますが、事件の経緯がかなり克明に書かれており、科学者・研究者倫理を考えるに当たって外せない内容も多分に含まれています。
私が大学時代に他学科の友達の話を聞いた感じですが、「生物系のカリキュラムは理工系の中では比較的緩い」という偏見(?)がありました。
もちろん、実際には大学や学科の内容で多種多様ということには違いないですが、特に医学やそれに近い分野は、基礎・臨床いずれにしても、基礎的な理化学の素養と技術力はもちろんのこと、より高度な倫理観も必要で、大変な分野ですよね。
「重大な過失」か「捏造、改ざん」か、ということはどこまでも当事者が発信しない限り真実は分からないですが、「技術者」という私の視点からも、データの扱い方の意識を見直す必要があるなと感じさせられます