- みんなの評価
5件
妖し
10人の豪華執筆陣が〈怪異〉をテーマに描く、奇譚アンソロジー。
暑い日になぜか起こる奇怪なある出来事、風鈴の音が呼び覚ますもう一人のわたしの記憶、死んだはずの母が見えるわたし、病院から届いた友人のSOS、旧いブザーを押す招かざる客……。
それは不思議な夢か、それとも妄想か……。あなたが見ている世界は本物ですか? 極上の奇譚小説をあなたに――。
妖し
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
妖し アンソロジー
2020/04/22 09:56
飛び切り上質のアンソロジー
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は恩田陸、米澤穂信など10名の人気作家がそれぞれ妖しという言葉にまつわるストーリーを手掛けたアンソロジーである。「妖し」という言葉は曖昧である。同じあやしでも「怪し」の方がまだ焦点が絞られている。したがって、「妖し」のもとに集められたこれらの作家の作品内容は、作家個々の特徴がよく出ていて、それだけでも楽しめるものである。
たとえば、恩田の妖しは地方の風習、米澤はミステリー、村山は人生を舞台にたとえた役割の変化、武川は足利二代将軍の執事であった「細川相模守清氏」を引っ張り出して、オカルト的な「妖し」を描いている。全ての作品の出来がよかったとは思わないが、個性が十分に表現されており、しかも短編なので飽きも来ず、なかなか興味深かった。
裏表紙に「妖し」を怪異と表現し、奇譚小説をあなたにというキャッチフレーズが書かれているが、中には怪異過ぎて気色が悪くなるものもある。しかし、内容はエンターテイメントとしてこのフレーズ以上に楽しませてくれたと思う。「怪し」もこの「妖し」に含まれていたようだ。
2024/08/31 15:49
良い本です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
10人の作家さんによるアンソロジーです。タイトル通り妖しい世界へと連れていかれ、ゾワっとさせられました。
妖し アンソロジー
2020/04/07 21:39
怪異アンソロジー
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
怪異をテーマにした短編集。有名所が集結。
ガチで怖いのはないです。ちょっとコワイ。よく考えたら怖くね?って感じ。