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10件
Iの悲劇
著者 米澤穂信
Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、
過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。
無人になって6年が過ぎた山間の集落・簑石を
再生させるプロジェクトが、市長の肝いりで始動した。
市役所の「甦り課」で移住者たちの支援を担当することになった万願寺だが、
課長の西野も新人の観山もやる気なし。
しかも、公募で集まってきた定住希望者たちは、
次々とトラブルに見舞われ、
一人また一人と簑石を去って行き……。
直木賞作家・米澤穂信がおくる極上のミステリ悲喜劇。
解説・篠田節子
※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
Iの悲劇
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Iの悲劇
2024/10/24 10:22
Iの悲劇
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Keito - この投稿者のレビュー一覧を見る
読後の感想は
なるほどなそういうことか、でもな~でした
市長肝いりの簑石へのIターン政策
そこで起こる様々な事件どうしてそうなってしまうのかが最後に明かされる
2024/08/31 15:43
良い本です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
廃村となった山あいの集落に移住希望者を募り、再び村として復活させようとするプロジェクトが始まりました。いかなる展開に。
Iの悲劇
2022/12/13 22:32
地方のコミュニティは消滅する
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
愉しく最後は悲しみ、寂しさ溢れる結末だった。地方の高齢化少子化の果ての人口減少、さらに集落の消滅が、何らかの政策により、甦ることがあるのかどうか。限られた資源、限られた時間の中では、難しいことを、このミステリは示している。誰も死なないけれど、消滅してしまうコミュニティが、行政の現実により、如実のものとなるのだ。でも、よくできたミステリイだ。